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伝えるのは誰に・・・・・・ [裏づけのない経営学]

学生時代の頃のことです。
今でもその時の状況をはっきり覚えています。

それは、教育学の有名教授の授業の時のことでした。
今日のように寒い朝でした。
定員は30名くらいの講義でしたが、その日の出席者は5人です。
教室はほとんど空席でした。

教授が入ってきて、挨拶もそこそこに、「今日は少ないねぇ」と・・・・
続けて、
本当なら、聴講する学生の少ないのを朝から叱らなければいけない。
でも、ここにいる皆さんは、ちゃんと授業に出席しているのだから何も悪いことをしていない。

叱らなければいけないのは、講義を聞きにきていない学生たちだ!」と。。。。。

さすがに教育学の権威です 今でもしっかりと覚えています。


こんな光景って、みなさんの周りにありませんか?
叱られたり注意をされたりされるべきなのは別の人なのに、割りを食って、その場に居合わせた人が叱られるようなケースです

実は、通勤する時にいつも、この講義のことを思い起こしてしまいます。

本来は電車の中の人に言わなければ(伝えなければ)いけないことなのに、ホームにいる人向けに話されているようなことが意外と多いものです

停まった駅の名前の連呼
急行か快速か各駅停車かの区別
③とびら付近のお客様は、いったん降りて出口を広くしろという注意
④電車の乗ったら中の方に詰めろと言うお願い
次の停車駅の名前
等々



小生の乗る電車は、毎日、こんな風景です。

これでは、電車の中の乗客には伝わらないし
ホームのお客様にはうるさいだけです。
(もっといえば、降りたお客さんに話しかけているようなものです 通勤時間帯はさわやかにお願いしたいものです)



以前は、電車の中の社内アナウンスがきちんとあったような気がします。
最近は、なぜだか、電車の中は無言が多いです。

時々、車掌さんによって思い出したかのようにアナウンスがあることもあります。

一昨日、東京の遊園地で事故がありました。
おそらく、係の人のうるさいほどの注意もなかったのでしょう。

気のせいか、私の乗る電車も人身事故が増えたようです。
世相と言えばそれまでですが、やはり基本に忠実な行動や合理的な行動が減っているようです

どうしたのでしょうか?

「うるさい!」とか「口やかましい」「くどい!」と言う苦情を恐れているような気がしてなりません


「報・連・相」をきちんとしなさい! と誰もがよく口にします。

では、いったい誰にホウ・レン・ソウをするのでしょうか・・・・・!





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