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時計の針を2011年3月10日に戻してから今を考えよう! [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

気がつけば7月です。
2011年も半分が経過しました。

3月11日に東日本大震災が起きたと言うのに、不謹慎だと怒られてしまいそうですが、小生の記憶の中には、
①津波
②瓦礫の山
③原発の怖さ
以外には、もはや浮かんでこないようになりました。

回りを見渡してみればいかがでしょうか。。。。。。。

1.政治の世界では、

①あれだけ騒いでいた「マニフェスト」など、もうどうでもよくなってしまいました。
マニフェストなどという書き物よりもきちんとした政策の柱を明確にすることのほうが大切だと言うことがわかりました。
②相変わらず「菅降ろし」のままです。
「菅首相」を下すことだけが目的になってしまっています。
③政治家の資質だけが見えてきたようです。

2.経済の世界では

①為替は、相変わらず80円/ドル台で推移しています。
②日経平均株価は、3月10日の10,410.10円に比べれば低いものの、昨日(6月30日)は9,816.09円と回復基調です。
③「デフレ不況」と言われていたことすら忘れてしまいそうです。

3.家庭生活では、

①「節電」というキーワードが加わったものの、さほど大きく毎日の生活が変化したとも思われません。
②普通に生活しています。
※避難所生活を余儀なくされていらっしゃる方々には甚だ恐縮ですが。。。。。
③テレビを見ているとよくわかるのですが、番組に大きな変化もないようです。ただ、私ごとでいえば、「テレビを見る時間が明らかに減りました」。

4.職場生活も、

①「節電」と言われていますが、わが社では、大きく影響はありません。「節電だからこの仕事ができない」ということもありません。
②「クールビズ」も特に目新しい話ではありません。例年言われている事です。
※「ものづくり」の皆さんは大きく変化されているのかもしれません。


こんな風に考えて見ると、「改革」という言葉が曖昧に見えてしまいます。

今まで「改革」をしてきたから、この未曾有の危機を乗り切れた のか
まだまだ「改革」「改善」の余地があることがわかった のか

微妙です。


東日本大震災は、多くの方々には「想定外」だったはずです。

1.日本人では共通の原体験となりましたが、国際社会の中では無関係かもしれません。
2.遠い将来を思いやれば、一つの歴史の通過点かもしれません。
3.石油やレアメタル、レアアースなどの資源問題は何も解決されていません

ただ、足下の企業経営では、ピンチばかりではなくチャンスの一つです。

①今まで「合理的」だと考えていたことも、あらためて軌道修正をすることができます。
②自社の例、他社の例を見れば、一つ一つが経営の教科書です。
③いわゆる「ビジネスモデル」(仕事の仕組みややり方)のチェックも否が応でも必要になってきました。
働き方休暇の取り方などもおそらく大きく変えることができます。
新分野への進出もより具体的に見えてくるかもしれません。

こんな状況ですから「極端に振れる」ことはよくないですが、「基本に照ら」してみればわかってくることが多いかもしれません。




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