SSブログ

「農家」ではなく「農業者」と呼ぼう! (このままでは農業はダメになる) [無駄の効用かやっぱり無駄か]

昨日(2011年10月20日)の新聞によれば、政府は、「食と農林漁業の再生実現会議」を開き、農業の競争力強化に向けた基本方針と行動計画をまとめたとのことである。


ひょっとしたら、「言葉の遊び」だと笑われるかもしれませんが、小生には腑に落ちないことがあります。

ビジネスの現場では、たとえば「商工業者」というように「業者」という言葉が使われますが、農業だけは、産業としての業界あるいは事業者という概念がなく、いつも「農家」なのです。

「農林漁業あるいは農業の再生」というときの農業の担い手はいったい誰?何?なのでしょうか?

「農家」という言葉のもとに、おそらく「同床異夢」の議論がなされがちなのではないのかと思ってしまうのです。


小生の知る「農家像」は

・高齢者が担い手
・兼業
・後継者がいない
・機械だけはいっぱい
・徐々に耕作放棄

・生業的
・貸借対照表も損益計算書もない

等々です。
とても産業と呼べるものではありません。


そして、「個別補償」です。
選挙の投票目当ての政策としか思えません。


確かに農業は、「食糧」という戦略物資が人質になっています。
しかし、だからと言って、いつまでもこんなことでいいのでしょうか。。。。!

農業をビジネスというレベルに格上げしないといけません。

「農家」を「農業者」と呼びましょう。
企業化し、生産管理、品質管理、採算管理、財務管理等々をきちんとしてもらいましょう。

そして、終身働ける雇用の場としてほしいものです。
田んぼの中にはお百姓さんではなく、社長や現場長や社員さんがいてもおかしくないと思います。


農業高校に行って、生業的な農家に埋没してしまうのは今の若者には似合わないかもしれません。
農業高校に行って、農業企業に就職するのなら夢があります。

「お百姓さんが丹精込めたお米こそおいしい!」とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、
日本の企業のモノづくりはそんなにいい加減ではありません!ご心配なく

しかし、食糧(食料)は戦略物資です。
土地の譲渡等々については、やはり制限があってもいいかもしれません。

そして、制限の見返りに

①国なり自治体が借り上げる。
②農業生産に適した土地(農地)は、農業者に貸し出しを行うのです。
③農業生産にやや不向きな土地は自然に返せばいいのです。
たとえば、花を植えたり、雑木林を作ったりと

耕作放棄地が、レンゲ畑、菜の花畑、ひまわり畑、コスモス畑等々で生まれ変わるのです。

小生はボランティアとなってお花畑のお世話をしてみたいものです。
ひょっとしたら、観光地になるのか。。。。。
あるいは、山の動物たちの遊園地になるのかもしれません。







nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0