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政治家が「政治家」になれない理由 (たとえば大阪、佐賀、そして国会議員。。。) [少し政治的な話を。。。。]

大阪府の橋下知事が辞表を提出しました。
彼の姿を遠くから見ていると、熱血政治家としてとても好感が見えます。


では、毎日のようにテレビや新聞に登場なさる政治家のみなさんに好感が持てないのはなぜでしょうか。。。?
(新聞やテレビにお出にならない政治家もいらっしゃいますが。。。。)


小生が見る限りでは、

1.まさしく「サルは木から落ちてもサル」ですが、「政治家は選挙に落ちたらただの人」ということです。

以下に述べることも、すべてこのことと同列のことです。

ひょっとしたら、「選挙に落ちたら借金まみれの人」になっていらっしゃるのかもしれません。
ですから、資金的に応援していただける選挙民のみなさんには頭が上がらないのです。

いいことか悪いことかは別として、選挙に落ちても食っていける人が議員にならないと思い切ったことはできないのです。。。。ただ、「政治家」というブランドを次のステップに利用する(たとえばタレント系の)方々もいることも問題です。


2.ある地方の有力者が言いました。「うちの先生は総理大臣が狙える距離にいるけど、何せ取り巻きが悪い」。

日本の国会議員というのは、地域の利益代表・利益代弁者です。
「利益代表」とか「利益代弁」というと聞こえがいいのですが、実際は、政治家の力を借りないとどうにもならない
人たちの利益優先者であることが多いようです。

たとえば、「裏口入学」というのがあります。あるいは「政治家の口利きで就職する」というようなことを思い浮かべてください。

「うちの子どもは出来が悪いので、どうか先生のお力で何とか入学(入社)させてください」というようなことです
普通の方々は、努力し、そして身の丈に合った学校や企業を選ぶものです。
そこに「政治家の口利き」というのを利用する方々が存在するのです。

おそらく本来のマジョリティ(多数者)の利益代弁ではなく、一部のマイノリティ(少数特定者)の利益誘導者の役目を政治家がしているのです。

日ごろから勉強を一所懸命した学生や実力で就職できそうな学生は政治家なんか頼んだりしないのです。

同様に、経営実態のしっかりした企業も政治家のお世話にならなくてもいいのです。
件の国会議員先生には、業績の悪い企業の取り巻きが多いため、その選挙区のみなさんから距離のある立場になってしまうようです。


3.国会議員という人たちが「勉強していない」という事実があります。

「政治主導」などと言っても、なにせ行政の生業に精通している方が少なく、公務員のみなさんにすぐ丸め込まれてしまうのです。
そして、企業経営者やサラリーマンのように「組織で対応する」「部下を使う」ということに慣れていない人が多いため「行政組織」をリードできないのです。


4.何気ない失言が多いのも特徴です。

「場数を踏んでいない」「ちやほやされる癖がついている」という「油断」や「慢心」に起因するものかもしれません。
選挙の時の「お願いします」という頭の下げ方しか知らないのですから、なかなかTPOも場数も経験できないのかもしれません。



それもこれも、県知事よりも狭い選挙区で、市議会議員よりも過酷な選挙を戦わなければならないからです。

「小選挙区」になってから本当に、国会議員が小粒になりました。
「きめが細かい仕事ぶり」というよりも「大局観亡き仕事ぶり」ということになってしまったようです。


仕事柄、何人かの国会議員の方やその秘書の方とお話をしたことがあります。

①選挙の得票につながることは一生懸命。
②地域経済のことを理解している人はほとんどいない。
③「ごっつあん体質」
④脇が甘い。
⑤先々のことを考えていない。

と申し上げたら失敬でしょうか。。。。。

議員定数を云々と議論されるのもいいのですが、選挙民の代表、国民の代表、国家の代表足りえない人が当選してしまうような仕組みをまず見直してほしいものです。


橋下知事には期待したいです。
彼は選挙に落ちても「弁護士」です。
どこかのにやけたタレント知事経験者と違い、評論家・コメンテーターとしてもいい仕事をなさるはずです。

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