TPP よりも 構造改善 [少し政治的な話を。。。。]
時々、急にニュースで採りあげられていく話題があります。
たとえば TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)の話です。
反対か賛成かの報道ばかりで、「実態が何かとか、どんな影響があるのか」さっぱりわかりません。
反対する人も、賛成する人も、日本の10年後の姿を描いていらっしゃるのでしょうか・・・・
日本の人口構成や日本のライバル国の状況など、総合的な判断が必要なはずなのに、局地戦の様相です。
昭和60年頃のことです。「人生80年」と呼ばれたのは。。。。
この80年時代が定着してきましたが、いわゆる団塊の世代もあと十数年でアラウンド80歳です。
後20年も経てば、世の中の様相も変わるかもしれません。
TPPでとかく言われる農業・医療も「気がついたら、その主役の人たちが人生をご卒業なさっていた」ということもあるかもしれません。
この過渡期を見据えた議論がなされているのだろうかとふと思ってしまいます。
とにかく、何がなんだかよくわかりません。
年金もそう
税金もそう
社会保障制度もそう
八ッ場ダムもそう
大阪都構想もそう
突然マスコミに採りあげられることがありますが、
マスコミのみなさんも、現象面だけの報道が多くて、短期的、中期的、長期的各視点での論調がよくわかりません。
事情が分からないまま、YESかNOを求めるようなところがあります。
本来なら、社会・経済構造・国際状況の変化を踏まえながら、相応に産業構造を改善していかなければいけないのに、ノスタルジーに埋もれたり、憧れで焦点がぼやけてしまうことも多いようです。
そういえば、あるブログに、
TPPの話題から、
①かつて解放されたとかいう保険の不公平
・・・・・保険に入っているかどうかで、差額ベッドや先進医療への取り組みが違うのは不公平で格差が格差を生むと。。。。
②「日本の集約的、手のかかる、目の届く農業が高くつくのは当然という気がする。それにアメリカの農業のように、遺伝子操作の行われた農作物が入ってくるかとおもうと、怖い」とも。。。。。
悪い癖なのですが、上から目線でコメントを入れておきました。
1.入院保険(医療保険)について
国内の生命保険会社のものも以前からあります。
ただし、古典的な生命保険会社のものは保険料が高いのが一般的です。
外資系および損害保険会社系の商品は、経営ぶりも効率的であり料金が安くなっています。
日本の生命保険会社の場合は、①高い給料、②贅沢なオフィス ③外務員の非効率 と言った点が目立ちます。
2.差額ベッドについて
重病の人、贅沢な人、見舞客の行儀の悪い方には個室に入っていただきましょう。そのためのコストですからやむを得ないと思います。
「ありとキリギリス」よろしく、爪に火を灯すように生活してきた人が、病気の時くらい贅沢してもいいじゃないですか。。。。
保険も貯金も結果的にライフプランの選択肢です。
3.先進医療について
いわゆる「先進医療」は、厚生労働省は治療方法として認可しているものの健康保険が適用されない治療方法です。
まだ、症例や施設が少ないこともあり実費払いとなっていることが多いようです。年々見直しがされており、一般化されて来たら健康保険適用になっていくのです。
差別でなんかありません。
ちなみに、医療保険における「先進医療」の特約保険料は月額100円程度です。
先進医療は癌治療だけではなく、「白内障」の治療などでも対象となるものがあります。
医学の進歩の過程で生まれてくるものです。
損得だけで議論したら、地道に貯金をしたり保険に入っていた人が不利益を被ることになります。
ちなみに、保険は病気になったら入れないのです。まさかの時のために「(若くて)健康な時に準備」していたのです。
保険の現場では、60代、70代になっても保険に入りたいという人たちはたくさんいらっしゃいます。
4.農産品の問題について
コンニャクを始め、外国産の農作物が入ってくると、国産の農産物が壊滅的な打撃を被るとおっしゃる方がありますが、「日本産のほうがいい」という人も多く、かつその質の良さを強調するべきです。
現に、スーパーの店頭を見ていると、中国産のネギやシイタケは敬遠されているようです。
また、中国や韓国やモンゴルなどでは、日本のお米や果物、牛肉は高い評価を得ています。
なぜ、農産品を輸出商品として作らないのか不思議です。
5.農家(農業)について
農業もビジネスです。後継者もいないような生業的な農業(農家)からビジネスとしての農業に移行するべきです。今はそのチャンスです。
6.医療分野について
血圧を計って、たくさんお薬を出してくれるのが医療ではありません。
きちんとした医療システムを作り上げるチャンスです。
また、このまま放置しておくと、薬が買える人と買えない人の差も開いてきます。
日本の医療保険では、「薬代」は保障していません。
健康保険の赤字の一端には、薬の過剰投与もあるかもしれません。
今、健康保険は3割負担です。今の財政状態では、
①この負担割合が上がるか
②少額医療費は全額負担というようなことも起きるかもしれません
「自助努力」とか「応分の負担」という考え方を盛り込んでいかないと、
日本は破綻するか、日本脱出者が増えるかも という問題も起きてきます。
と。。。。。。
たとえば TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)の話です。
反対か賛成かの報道ばかりで、「実態が何かとか、どんな影響があるのか」さっぱりわかりません。
反対する人も、賛成する人も、日本の10年後の姿を描いていらっしゃるのでしょうか・・・・
日本の人口構成や日本のライバル国の状況など、総合的な判断が必要なはずなのに、局地戦の様相です。
昭和60年頃のことです。「人生80年」と呼ばれたのは。。。。
この80年時代が定着してきましたが、いわゆる団塊の世代もあと十数年でアラウンド80歳です。
後20年も経てば、世の中の様相も変わるかもしれません。
TPPでとかく言われる農業・医療も「気がついたら、その主役の人たちが人生をご卒業なさっていた」ということもあるかもしれません。
この過渡期を見据えた議論がなされているのだろうかとふと思ってしまいます。
とにかく、何がなんだかよくわかりません。
年金もそう
税金もそう
社会保障制度もそう
八ッ場ダムもそう
大阪都構想もそう
突然マスコミに採りあげられることがありますが、
マスコミのみなさんも、現象面だけの報道が多くて、短期的、中期的、長期的各視点での論調がよくわかりません。
事情が分からないまま、YESかNOを求めるようなところがあります。
本来なら、社会・経済構造・国際状況の変化を踏まえながら、相応に産業構造を改善していかなければいけないのに、ノスタルジーに埋もれたり、憧れで焦点がぼやけてしまうことも多いようです。
そういえば、あるブログに、
TPPの話題から、
①かつて解放されたとかいう保険の不公平
・・・・・保険に入っているかどうかで、差額ベッドや先進医療への取り組みが違うのは不公平で格差が格差を生むと。。。。
②「日本の集約的、手のかかる、目の届く農業が高くつくのは当然という気がする。それにアメリカの農業のように、遺伝子操作の行われた農作物が入ってくるかとおもうと、怖い」とも。。。。。
悪い癖なのですが、上から目線でコメントを入れておきました。
1.入院保険(医療保険)について
国内の生命保険会社のものも以前からあります。
ただし、古典的な生命保険会社のものは保険料が高いのが一般的です。
外資系および損害保険会社系の商品は、経営ぶりも効率的であり料金が安くなっています。
日本の生命保険会社の場合は、①高い給料、②贅沢なオフィス ③外務員の非効率 と言った点が目立ちます。
2.差額ベッドについて
重病の人、贅沢な人、見舞客の行儀の悪い方には個室に入っていただきましょう。そのためのコストですからやむを得ないと思います。
「ありとキリギリス」よろしく、爪に火を灯すように生活してきた人が、病気の時くらい贅沢してもいいじゃないですか。。。。
保険も貯金も結果的にライフプランの選択肢です。
3.先進医療について
いわゆる「先進医療」は、厚生労働省は治療方法として認可しているものの健康保険が適用されない治療方法です。
まだ、症例や施設が少ないこともあり実費払いとなっていることが多いようです。年々見直しがされており、一般化されて来たら健康保険適用になっていくのです。
差別でなんかありません。
ちなみに、医療保険における「先進医療」の特約保険料は月額100円程度です。
先進医療は癌治療だけではなく、「白内障」の治療などでも対象となるものがあります。
医学の進歩の過程で生まれてくるものです。
損得だけで議論したら、地道に貯金をしたり保険に入っていた人が不利益を被ることになります。
ちなみに、保険は病気になったら入れないのです。まさかの時のために「(若くて)健康な時に準備」していたのです。
保険の現場では、60代、70代になっても保険に入りたいという人たちはたくさんいらっしゃいます。
4.農産品の問題について
コンニャクを始め、外国産の農作物が入ってくると、国産の農産物が壊滅的な打撃を被るとおっしゃる方がありますが、「日本産のほうがいい」という人も多く、かつその質の良さを強調するべきです。
現に、スーパーの店頭を見ていると、中国産のネギやシイタケは敬遠されているようです。
また、中国や韓国やモンゴルなどでは、日本のお米や果物、牛肉は高い評価を得ています。
なぜ、農産品を輸出商品として作らないのか不思議です。
5.農家(農業)について
農業もビジネスです。後継者もいないような生業的な農業(農家)からビジネスとしての農業に移行するべきです。今はそのチャンスです。
6.医療分野について
血圧を計って、たくさんお薬を出してくれるのが医療ではありません。
きちんとした医療システムを作り上げるチャンスです。
また、このまま放置しておくと、薬が買える人と買えない人の差も開いてきます。
日本の医療保険では、「薬代」は保障していません。
健康保険の赤字の一端には、薬の過剰投与もあるかもしれません。
今、健康保険は3割負担です。今の財政状態では、
①この負担割合が上がるか
②少額医療費は全額負担というようなことも起きるかもしれません
「自助努力」とか「応分の負担」という考え方を盛り込んでいかないと、
日本は破綻するか、日本脱出者が増えるかも という問題も起きてきます。
と。。。。。。
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