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ドラフトはプロ野球の人気や質を低下させる [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

まず最初にお断りしておきます。
小生は、子供のころからの巨人ファンです。

ところで、今年のドラフトは、巨人ファンならずもつまらなかったのではないでしょうか?

原監督の甥御さんの東海大:菅野投手の指名のことです。
巨人の単独指名かと思われていたところ、日本ハムも指名、クジの結果、意中の巨人ではなく日本ハムが交渉権を取得しました。


①巨人の単独指名という横暴を許すまじというご意見
②日本ハムもそこまではしなくていいものをというご意見
交錯するところですが、本音は「どうでもいい」という方が多くなっているのではないのでしょうか。。。


おそらく、
①契約金の高騰防止
②戦力の均てん化
というようなことで、始まったのではないかと思われますが、
それは、プロスポーツとしての「プロ野球」が隆盛を極めていたころの話かもしれません。

①自分の希望する球団に行けないような就職って、これからの若者に受け入れられるのでしょうか?
②今やプロスポーツと言えば、サッカーとかゴルフとかいろいろあります。

高校、大学と自由に(複数の選択肢のもとに)進路を選んでいた若者が最後の仕上げの段階で、著しく自由度が低下してしまうというのもいかがなものかと思います。

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戦力の均てん化という美名のもとに、経営努力(戦力強化)に手を入れなくても、有名選手が自動的に振り分けられてしまうのが今のプロ野球です。

ドラフト上位で入団したからと言って、すべての選手が、順位通りに成功するものでもないのかもしれませんが、不本意な気持ちのままで入団するのも不幸の始まりです。

「能力のある奴は場所を選ばない」などというのは少しカッコよさすぎます。


プロ野球人気は凋落気味です。その証拠にテレビ中継もずいぶん減りました。
そのうち専門チャンネルのみしか見れなくなってしまうかもしれません。

たとえ有望と言われる選手が取れなくても、鍛え上げてチームを強くするのがプロの経営です。
契約金が破格になるといっても、大リーガー崩れの外人を呼んでくるよりははるかに低額です。

そろそろドラフト制度を見直してもいいころではないでしょうか・・・・・

たとえば、抽選で「単独指名権」を勝ち取るのではなく、
抽選をやめて複数の球団に指名権を与えればいいのではないでしょうか。

そうすれば、選手も希望球団を選ぶことができます。

昔、「ねるとん紅鯨団」というカップル探しの番組がありました。
女性から選ばれなかった男性は権利放棄をしなければいけません。

となれば、「OKがもらえるような相手を選ぶ」か「一発逆転交渉」をせざるを得なくなります。
イージーなドラフト制度に支えられ、戦力強化がおろそかになっているチームもあります。
FAで逃げられてしまうチームもあります。

プロスポーツの選手は、選手寿命が短いのも一般的です。
弱いチームだからこそ、「チームの再建に協力したい」という奇特な選手も出てくるかもしれません。

そろそろドラフト制度を抜本的に変える時期がやってきたかもしれません。


そういえば、まだ、日本シリーズも始まってないのです。








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コメント 2

バジル

スポーツには何の興味もないのですが、原監督は分かります。父親に付き合って、ドラフト指名を見て親子で怒りまくりました。ただ、制度の是非を抜きにして、予想外に、ルールに則っているからOKという意見が多いようで驚きました。非情ですねぇ…。
そういう人達は、手続きがちゃんとしていれば、いきなりリストラされても何も感じないのかしら。本人の力不足で希望が叶わないのとは違うのに、一般の就職と同列に論じる人達もいたり。初めて見たドラフトでストレスが溜まりました…。
by バジル (2011-11-01 14:45) 

beni_ha

ドラフトには夢がありません。

かつては、契約金の高騰等が問題になったのでしょうが、今は、オプション等の組み合わせもあり、実態はよくわかりません。(徴税の中できちんと処理すればいい問題です)

わけのわからない外国人に多額の報酬を払うのなら、日本の若者の夢にお金を払ってあげてほしいものです。




by beni_ha (2011-11-01 20:00) 

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