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日経コラム「春秋」は、何が言いたかったのか?・・・・検察審査会についての批判なのか? [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

新聞朝刊の一面下部にあるコラムは、新聞の顔の一つでしょう。

朝日新聞の「天声人語」が有名ですが、
読売新聞なら「編集手帳」、日経新聞なら「春秋」がそうです。

小生は日経新聞の愛読者ですが、
普段は、一面コラムはあまり読まないかもしれません。
にもかかわらず、たまに読んでみると、ムッとすることがあります。

ある日は、「それってNHKがテレビで解き明かしていた話だったんじゃないのかなぁ」と思うこともありました。

そして、昨日(2012.3.15)のそれは、「いったい何がいいたいのだろう」と思うようなものでした。少なくとも小生には。。。。。

内容的には、検察審査会が強制起訴した裁判での初めての判決の話でした。


春秋の筆者氏は

かつて、「有罪の確信がなければ」検察は起訴しなかった。と前置きしたうえで、

昨今の検察のあり方とか裁判(裁判所)のあり方について、「検察審査会というアマチュアが起訴の権限を持ってルールが変わったようだ。」としてコメントしています。

「市民の目線から不起訴にするのは理解できない」と、(検察審査会が)起訴を決めた理由書きにあったようなアマ感覚が反映するのは、裁判の新しい姿ではあろう。ただ、それで無罪判決が増えることはある。

裁判の前に起訴によって人を裁くことなく、判決までは被告の「推定無罪」を守る。それが新ルールの肝である。

と。。。。。。

全体の話を読み直して見ると、

①最近は、「検察審査会」という素人が、無罪の人を起訴することが増えた。
②プロの検察は、有罪にならないなら起訴しない。
③検察が起訴を見送った事案が裁判に持ち込まれるから無罪判決が増える。
④素人集団は、起訴しただけで有罪のような扱いをしている。
⑤判決が出てない段階では、被疑者は「無罪」と推定すべし。

ということが言いたいのか。。。。。。

しかしながら、

・裁判員制度が定着し始めたこの時期、「素人は裁判に手を出すな」とでも言いたいのでしょうか?

・ある大物政治家が、検察審査会によって起訴されていて、さも犯罪者然と扱われている風潮を批判してるのでしょうか?

・「推定無罪」という大原則を尊重しろ という警鐘なのか?


読みこなせない自分が歯がゆくもあります。

そんなことよりも「社会の公器」といわれる「新聞」が、社会に向かっての提言や議論をしなくなった事のほうが由々しき問題のような気がしてしまいます。




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