橋下市長のリスク

先日、大阪出身で単身赴任中の人と話をしました。

「橋下市長はよくやっている。大阪もよくなると思う。ああいう人たちが国政に進出しなければいけない。」と。。。。




正直、私も橋下市長の大ファンです。

（大阪市の区長公募に申し込もうと思いましたが、①気がついたら締め切りを過ぎていた　②落ちたらみっともない　③役に立たない　という理由で断念しました）


さて、選挙前まで「独裁者」と恐れられた人物が、あっという間に「時代のヒーロー」のようです。


彼に、「リスク」というのはないのでしょうか。。。。。
私なりに、2つ挙げてみましょう。

その１　まず、大阪で実践していただき「大阪モデル」を作っていただきたい。

全国の見本（モデル）となって、津々浦々の賛同者を増やしてください。
国政にばかりに目が向いてしまうと、「大阪改革」が何もできなくなってしまいます。
まず、「大阪の地盤沈下と立ち遅れた部分の改善」に向けてもらいたいものです。
それから国政に進出しても遅くはないはずです。

ブームだけで頂点を極めると、例の「船中八策」も、「憲法改正手続きの部分だけが実現した」などということのないようにお願いしたいものです。


その２　　実は「橋下氏ご自身」が最大のリスクです。

①もし彼が暗殺されたり、事故にあったら大丈夫でしょうか？
②毎晩深夜まで、政治を考え、部下や特別顧問のみなさんにメールをなさるとのことのようです。体調を崩されたらどうなるんでしょうか？

生え抜きの部下や、生粋の大阪人が後継として育っていないと、あとは。。。。。
ということになってしまわないか心配です。


「宮崎をどげんかせんと」と言っていた知事も「国を変えないと。。。。」などと言って、国政進出に変わっていかれました。

「地域主義」を標榜なさるのなら、受け皿づくりに徹してほしいものです。



仕事柄、私も大阪に住んだことがありますが、高知や和歌山や福岡と違い、「もう一度住みたい」と思うこともない街でした。

こんな話を、大阪人にしたら「馬鹿野郎！」と東京弁で返されてしまいました。