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「報連相(ほうれんそう)」を考える [仕事についてのエトセトラ]

ビジネスの現場では「報連相」(ほうれんそう)という言葉がいつも話題に上ります。

幹部研修ではお決まりの言葉です。
何かトラブルが起きると「報連相ができていない」というのも上位者の常套句です。

実は「報連相(ほうれんそう)」は、上位者にとっては経営管理上とても都合のいい言葉ですが、
部下から見れば
①任せてくれない
②報告書の作成や都度の報告等々で本来の仕事以外の作業が増える
などと思われており、あまり評判がよくないのも事実です。

先日、朝礼で部下に聞いてみました。「報連相(ほうれんそう)」とは何かと。。。。。

部下の答えは
「報告」「相談」「連絡」でしょ・・・


ここまではだれでも答えてくれますが、その先が不分明です。
「報告」は。。。。「伝えること」とか「特別なことが起きた時に説明すること」

等々、誰の説明も、微妙に異なっています。

比較的「相談」についてはわかりやすいようですが、「連絡」については、混乱・混同してしまっています。

こういうことが理解できていない人たちに「報連相(ほうれんそう)」を求めてもうまくいくわけがありません。

皆さんなら、どのように説明なされますか?
そして、それはなぜですか?

CIMG0506-01.JPG

「報告」・・・・仕事の進捗や状況を上位者に説明することが「報告」です。

特に、外訪(渉外)活動者にはより厳しく求められます。
その証拠に「日報」というようなものを必ず書かせられます。

上位者が不在だった時も求めたくなるものです。
報告は「上位のものにする」というのが一般的です。
情報の縦の流れということができるかもしれません。

ただ、報告を受けても、「聞き置くだけ」なら意味がないと言えますね。


「連絡」・・・・特定の事実を周知するのが「連絡」です。

行事・スケジュールの連絡みたいなのがそうです。
お知らせのようなもの」と考えるとわかりやすいでしょう。


「相談」・・・・悩みとか課題を話し合って解決することです。

「ものは相談ですが。。。。」と切り出すことも多いはずです。
あるいは「悩み相談」とか「困りごと相談」という使い方もよくありますね。
ビジネスの現場だって、「人生相談」の「相談」と同じなのです。

違うように見えるのは「あなたはどう考えているの?」とか聞き返されることが多いということでしょうか。。。。


ところで、
「報連相」というのは日本の企業により強く求められると言っていた人がいました。

なぜでしょうか。。。。

日本の企業の場合は
①組織で対応する
②チームプレー
というのが好まれるからです。


ですから、情報や課題を共有することが必要になるのです。
ところが、なぜ「報連相が必要なのか」ということが説明されず、理解もされず、「報連相」という言葉だけが目的化してしまっている組織は、やはり、報連相がワークしないのです。


個人プレーが好きな人も多いものです。
ここから「仕事の勘違い」も起きてくるのです。









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