ある倒産・・・・・事情が似ています

昨年の後半によく知っている企業２社が倒産しました。
自己破産です。

経営者の方をよく存じ上げていることもあり残念でなりません。
ただ、ある意味予定されていた破綻だったのかもしれません。


この二つの企業は大変よく似ているのです。

両社とも小売業でした。
そして経営ぶりを垣間見ると、


１．「人」について

①経営者はお金持ちだった。
・・・・お坊ちゃんだったかどうかは別として、資産家のお育ちでした。

②番頭さんがいない。
・・・・口やかましい人がいませんでした。
　　　社長の相談相手がいない。
　　　社長がワンマンだった。

③ご子息が後を継ぐ予定だった。
・・・・すでに、ご子息が自社に入っておられました。
　　　もう少し、他社で修行してからでもよかったかもしれません。

④事務所の中にピリッとした空気が足りなかった。
・・・・これはなかなか変わらないものです。

　　　特に、下の人が変わらないとよくなりません。



２．「もの」について

競合社が多かったのは事実です。


３．「かね」について

儲かってなかった。


　　　
本来なら、こういう企業には、けんか腰で経営改善を指摘しなければいけませんでした。
資産家だけに言いづらい雰囲気はありました。。。。。。