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「初売り」事情・・・・・消費は明らかに変わった [感覚的消費論]

お正月と言えば、「初詣」「初売り」「初〇〇」と何かにつけて、「初」がつきます。


皆さんは「初売り」に行かれましたか?
毎年、定点観測(※)をしているわけではないので、本当にアバウトな感想ですが、「初売り」の光景も明らかに変わってしまったようです。

※同じ日時、同じ場所をでみたわけではないので比較することはできません。

あくまでも印象ですが、「人出が少ない!」というのが私の感想です。

今年は、2日に近くのホームセンター、スーパー等々に出かけました。
がしかし、訪ねたお店はどこもガラガラです。
駐車場も、明らかに普段の週末よりも少ないようです。

お店も、正月の飾り付け(たとえば、凧とか羽子板とかの飾り付け)もなく、音楽(正月らしい琴の調べ等)もないようです。

ひょっとしたら、元旦に混み合ったのかもしれませんが、2日の流れを見ていると、そういう気配もないようでした。


原因はどうでしょうか。。。。

1.顧客の事情

①収入が増える見込みがない中、敢えて不要不急のものを買いたくない。
②子供も減り、おもちゃ売り場すらない。(ひょっとしたら、おもちゃは買い与えないというお考えの方も増えたのかも!)
③暦の並びがよく、近くで買い物よりも、帰省や旅行のなどの遠出した。

④初売りだからと言って安くもなく、特別なサービスがあるわけでもない。
⑤年中無休のお店が増えたことから、取り立ててお正月だからと言って買うこともない。
⑥「買い物がレジャー」ではなくなった。

⑦そもそも買うものがない。(欲しくもない)
⑧ものが増えると家が狭くなったり整理整頓ができないので買わない。
⑨捨てるようなものは買わない。


2.お店の事情

①冷めた顧客を相手に、無理をしない。
②十分安いので、敢えて安売りをすることもない。
③従業員対策からも、世の中が一斉に休みの中、無理な勤務を求めたくない。
④お客も望んでいない。
⑤駐車場の整理員等々、混雑すればするほど不要なコストがかかってしまう。
⑥お客を一年を通して平準的に呼びたい。
⑦費用対効果が合わない。


などでしょうか。。。

買い物の通年平準化が進む中、儲からないビジネスはやりたくない!

ということでしょうか。。。。。。


シャッター商店街や不振デパート経営の対策を論じる方も多いようですが、
①消費者のマインド
②企業の経営姿勢
は明らかに変わってしまったのです。


何が売れるか vs 何を売るか
どこが売れるか vs  どこで売るか
どう売れるか vs  どう売るか

こういう対比概念だけでは小売りは活性化しないかもしれません。


なぜかというと、だれに聞いても「初売りには行かなかった」との言葉が返ってきましたから。。。

デパートの「福袋」は相変わらず売れ行き好調だったのかもしれませんが、果たして儲かったのでしょうか?




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