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橋下市長の狼狽 [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

毎度のことかもしれませんが、ここのところ大阪:橋下市長の発言が目立ちます。
それは「狼狽」と言っていいかもしれません。

大阪:桜宮高校の
①生徒自殺
②体罰起因

と言うことで、大騒ぎです。

確かに、「一人の高校生が自殺した」と言うことは大問題です。
また、その遠因として、「所属するバスケットボール部顧問教諭(?)による体罰があった」と言うことも問題でしょう。

大阪市経営の総責任者である市長として、一人の親として、人間として等々、憤りが爆発したその気持ちはよくわかります。

ただ、「発信力がある」と言うことで、少し過信が目立つようです。


ここのところの彼の発言を見ると、

1.問題を黙認してきた過去の連続性を断ち切るために入試を止める
2.入試中止しなければ予算執行せず
3.桜宮高教員70人「総入れ替え」要請
(桜宮高校普通科の入試を継続するにしても、校長や教員の総入れ替えは最低条件だと思います。そこまでの人事をやって、やっと普通科入試はギリギリOK)
4.最低限、体育会系のクラブ活動顧問の入れ替えだ。春に顧問が残っているようなら、体育教師分の人件費を執行しない
5.僕が間違っていたら選挙で落とせばいい

等々には少し閉口させられます。

憤りをストレートに発言なさっているのでしょうが、彼から遠く離れた庶民には、いわゆる出口が見えません。


今回の体罰問題には
①歴史的な背景
②行政の放置と学校関係者の甘受
が想像されます。

また、少年の自殺をくい止められなかった(気付かなかった)点にはやや違和感も残ります。
自殺する前に、なぜ「バスケットボール部を退部」しなかったのでしょうか。。。。。。


橋下市長独特の、ストレート発言なのでしょうが、

①どんな問題点があって
②どんな解決の方法があって
③その問題解決の向こう側にはどんな世界が待っているのか

がさっぱり見えません。


橋下市長のファクトファインディング(問題発見)能力には、卓越したものがあります。

しかしながら、
問題解決能力には、やや課題が残るようです。

法律家(弁護士)的問題解決の手法は尊重いたしますが、行政の長は、相手を論破することだけが仕事ではありません。

大阪府知事から大阪市長におなりになったのですから、
今度は、大阪市長から教育委員長へ、
そして、教育委員長から学校の校長先生へ
と、より身近な現場へと転職なさるのも一つの方法かもしれません。


この大騒ぎは、亡くなった生徒さんの本旨でもないでしょう。
彼の「遺書」もご覧になったとのことのようですが。。。。。。。

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