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「JR北海道」問題のマスコミの採りあげ方に課題はないのか [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

「半沢直樹」(TBS)が話題です。
フィクションとして見るならとても面白い番組(ドラマ)でした。

いろいろと暴露的・示唆的なストーリーがありました。

見た人それぞれで感じ方も異なるのでしょうが、「大企業の役員が何を考えどう行動するのか」「中小企業のオーナー社長の言動」等々、あまり触れることのない場面が採りあげられていました。

そのシーンを思い起こしながら、昨今の「JR北海道」の話に照らし合わせてみましょう。

このところ毎日のようにJR北海道の杜撰な経営管理の状況が報じられています。

たしかに、
①北海道は豪雪など気象条件が厳しく、メンテナンスの費用が、他のJRよりも多くかかる。
②しかも、スピードの速い特急列車や、貨物列車のような重い列車をたくさん走らせている。
という事情はあったかもしれませんが、「北海道で鉄道事業をやる」というプロのビジネスである以上同情は禁物です。

ところで「新聞各紙」の採りあげ振りはどうなんでしょうか。。。。。
日経新聞を除く大手各紙は「社説」で問題視しています。
見出しは下記のとおりです。

JR北海道 安全軽視の企業風土を改めよ」(9月25日付:読売新聞)
・・・・・鉄道会社にあるまじき怠慢を見過ごしてきた経営陣の責任も厳しく問われるべきだろう
JR北海道 鉄道事業者の資格なし」(9月25日付:毎日新聞)
・・・・・JR北海道の組織的な欠陥
JR北海道 許されぬ無責任体質だ」(9月25日付:東京新聞)
・・・・・当時の社長は「お客さまの安全を最優先に」と訴える遺書を残して自殺した
JR北海道 信頼回復の誓いどうした」(9月25日付:産経新聞)
・・・・・当事者意識の驚くべき欠如というほかない


みなさん不思議ではないですか?
「JR北海道」という法人が問題の犯人なのです。
主語が法人なのです。

「法人」という形でくくってしまったら、どこにも「悪い奴はいなくなってしまいます」。

末端の保線作業員さんが手を抜いたのでしょうか?
保線区のリーダーが無責任だったのでしょうか?

彼らの上司の中間管理職が無視したのでしょうか?
経営幹部が。。。。。
役員が。。。。。
社長が。。。。

と問い詰めてみないかぎり「悪い奴」がいません。

「報連相」が必要などととかく言いがちですが、そういうお題目に意義があるのでしょうか。。。。。


サラリーマン社会は「ピラミッド」に形容されます。
底辺を支える人たちだけが、あたかも「トカゲのしっぽ」のように切り捨てられていくのでしょうか?
そして、トップは「トカゲの頭」のごとく生き延びていかれるのでしょうか?

たまにはテレビも「社長の責任」を問うて見てください。
とくに、この「JR北海道」は、過去の事故の際、「社長が社員に安全性の向上を求める遺書を残して自殺」された企業ではなかったでしょうか。。。。

テレビのニュース番組等に登場なさる「JR北海道」の皆さんは、どなたも、「他人事」然としていらっしゃるのはどういうことなのでしょうか。。。。。


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