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「会議は長くてもいい」かも [裏づけのない経営学]

会議というと「えええー」と、不満の声が上がったりしませんか?
特に長い会議はみんなの嫌われものです。

偉い人の中にも「会議は短く」と公言される方も多いようです。


私は、国や地方公共団体の会議にも参加する機会が何度かありました。
こういう会議では1時間以内で終わることはまずありません。

それなりの方がいらしていますから、きちんと意見を聞き、議論をするというのが一般的です。
傍らで聞いていると、「なるほど」という話も多いものです。

会議は、「意見を戦わせ」「結論を出す」または「結論の方向性を出す」という性格のものです。

長い会議を嫌がる人が多いのは、
①単なる「報告会」の要素が強い
②上の人に業績報告をするだけなら、個別に呼んで聞けばいい
ということを知っているからです。

意見や質問を封じ込めたり、連絡事項だけのために集まるのなら会議も必要ありません。
当事者だけで「稟議」すればよく、決定事項は文書にして回覧するかメールとかでお知らせすればいいだけの話です。


以前のことですが、とある中小企業の会議に出席したことがあります。
オーナー会長の独演会になりがちで、ほぼ半日かかりました。
かねがね長い会議だと有名な会でしたが。。。。。。

出席者の中には、業界トップの東証1部上場企業の役員氏、新進気鋭の弁護士氏などもいらっしゃいます。

会長の息子である社長が、彼らに「この長い会議をどうしましょうか?」と相談されたのですが、彼らの答えは「とても有意義だ」「とことん話を聞きましょう」と。。。。
アジア諸国との競合もあり、先行きにも不安が生まれつつある時期でしたから、「短い会議がいい」とどなたもおっしゃらなかったのです。

若手の弁護士氏が同調されたことは新鮮でした。「この日は半日は覚悟している」とも。。。。


NHKで放映中の「トンイ」という韓流ドラマでも、御前会議で王様が重臣たちを叱り飛ばすシーンがあります。「重臣ともあろうものが何の打つ手も考えられんのか」と。

独演会が延々と続く会議も生産性や合理性に疑問符がつくことも多々ありますが、議論のない会議にそれほど意味があるとも思えないかもしれません。

特に進行次第が機械的な会議と進行役がだれなのかよくわからない会議は疲れます(退屈なことが多いかもしれません)。

「経営トップが明確に方向性を示し、そこに出席者が意見を述べる」あるいは「主催者が議論してほしいこと明確にして意見を戦わせる」そういう会議があってもいいじゃないですか。
発言するということは確かに大変です。しゃべった傍から発言に責任が生まれますから。。。。。



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