SSブログ

「もったいない図書館」(福島県矢祭町)に行ってきました。 [旅紀行・県民性の謎]


先日、福島県矢祭町にある「もったいない図書館」に行ってきました。

PB181688-01.JPG


ずいぶん前から、「暇になったら行こう」と思っていたところだったのです。


天気予報を見ながら、晴れの日に、休館日の月曜日を避けて、などと以前から漠然と「行こう」と思っていたのです。


期待にたがわず、興奮してしまいました。

PB181689-01.JPG


蔵書数は46万冊だそうです。

日本全国の皆さんから、いらない本をいただいて並べてあるのですが、どの本もとてもきれいです。


司書さんとお話をしたら、

皆さんが「きれいな本」(または「きれいにした本」)を送ってくださった

送料は、送り主負担

返してほしいと依頼を受けたのは1冊だけあった
・・・・「親の形見の本を間違って送った」ということで、特定できる理由もあったのでお返しした。

受付は、「送り主名」と「冊数」だけしか記録しなかった
(どの本を誰から寄贈されたかは不明)

「誓約書」等はいただいていない

⑥一番たいへんな作業は、
書架に並べること
と、
除菌(消毒)すること

だったそうです。

受付のテーブルの横には特注の消毒器が置いてありました。
※やはり、お子さんが読むことが多いので、「清潔」には気を配っている

新しいものは書架だけで、建物は、かつての武道館を転用した
※「武道館」は床もしっかりしているので好都合だったとか。。。。

などという話を教えていただきました。

※中学生のグループが勉強をしていました。
話している間も、何人ものお客さんがお見えになりました。
不思議なのは、女性ばかりでしたが。。。。。



団塊の世代が本を捨てるタイミングにうまく発想された」んだなとつくづく思ってしまいました。


見渡すと、

〇マンガの単行本もおいてありました。

〇地域事情もあり、
「被爆」「原発」「チェルノブイリ」に関するコーナーもありました。

PB181690-01.JPG


この「矢祭町」は、

・「住基ネットに加盟していない
・「町会議員さんも日当制
・「子育て支援に手厚い
というのが有名です。

司書さんによれば、
前の町長が、民間企業出身で、町の行政運営に「企業経営」の考え方を積極的に取り入れたことから今がある。
と総括なさっていました。


昨日は、「手作り絵本のコンクール」の作品が展示されていました。
壁を見たら、「子ども司書認定証」が貼ってありました。


行政組織における「知恵」と「工夫」を垣間見ることができました。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0