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「銀行員の魅力」とは。。。。 [銀行(員)と付き合う法]

「就職活動」が解禁になり、「銀行」へ足を運ばれていらっしゃる学生さんも多いのではないでしょうか。。。。

そういうみなさんがすごくお困りなことの一つに、

いったい銀行員はどんな仕事をしているのかよくわからない

ということはありませんか。


私は長らく銀行員でしたが、おそらく妻を始め家族のだれもどんな仕事なのかわからなかったはずです。

先輩のお嬢さんと話をした際も「友だちに、お父さんの仕事を説明することはできない」というようなことを話しておられました。


身内ですら仕事の内容がわからないような仕事なのです。
「銀行」という企業の名前はご存じでも、「銀行員」の仕事を語れる人はすごく少ないはずです。

ただ、銀行員の仕事ぶりをご存知の方は、「銀行」を上手に使っていらっしゃるのも事実です。



「銀行」というと、やはり「預金カウンター」や今では「ATM」になじみがおありなのだと思いますが、「預金カウンター」を訪れる人は少ないですから、ますますわかりにくくなっています。

お金を貸すところらしい」と思っても、借りたことのない人の方が多いはずですから、「言葉ほどにはわからない」はずです。


一言でいえば、

「企業(事業)経営、家計のパートナー」

ということです。
しかも、完全に裏方です。
決して主役じゃないので余計わかりにくいのです

コンサルタントではなく、パートナーなのです。

経営を診断したり、意見を言ったり、融資もします



大企業、中小企業はもとより、

国の各機関、県や市町村などの地方自治体、あるいは企業団体などから意見を求められたりします。

私の場合は、

警察組織や学校などにも呼ばれて行ったことなどもあります。
(時にはマスコミにも意見を求められたりします)


ただ、弁護士さんや公認会計士さんや税理士さんのように専門職ではありませんからわかりにくいのです。

また、「モノづくり」企業ではありませんから、「名が体を表す」ようなこともありません


早ければ2年程度で異動していきますので、自分の仕事を説明しきれないことも多々あります。

しかも、どこの企業にもあるような、
「調査部門」「経営企画部」「資金運用部門」「事務部門」「総務部門」「人事部門」などもありますから、ますます説明しづらくなります。


では、こんな裏方である銀行員の魅力はなんでしょう。

いろいろな経営哲学に触れることができることです


銀行員の特長は

信用力がある(秘密を洩らさない)
いろいろな知識を持っている(詳しくはないですが)
ライバルにならない
組織力で対応する
付き合いにお金がかからない

ということがあります。

※ここがパートナーたる所以です。


銀行員の達成感の一つは、「主役がレベルアップ(成功)すること」です。

ゴルフに例えると、

コーチでもレッスンプロでもありません。
キャディさんのような役目です。

・主役がナイスショットするためのお手伝いをします。
・主役がリスキーなショットをされるようなときは「やめた方がいい」とご意見もします。


銀行員に絶対必要な資質は何かと聞かれたら、私は、

1.理解力

2.口が堅いこと(情報や秘密を洩らさないこと)

だと申し上げます。


「聞き上手」「話し上手」以前の問題として、

相手の意思・意向を汲み取り提案する能力

将来を想定する能力

これが理解力です。

「あんたの意見が聞きたい」と何度も言われるようになったら一人前です。


もし、「社長になりたい」という強い夢がある方は、銀行員になるのは遠回りです。

私の番頭さんになってほしい」と言われることが銀行員の最高の魅力です。


もし、ネックがあるとしたら、
一人前になるには時間がかかること
・「名刺がなくなるとただの人」ですから、職業としての寿命が短いこと
です。


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