「都政」は混乱しているわけではない! [少し政治的な話を。。。。]
都知事選挙が終わりました。
当選された小池百合子さんには、「よろしくお願いします」と(僭越ながら)祝意を述べたいと思います。
選挙が終わって面白いなぁ!と思ったのは、何よりも、自民党の幹部氏が
「新知事には、都政の混乱を一日も早く収拾し、課題の解決に力を尽くしていただきたい」
というコメントを発表されたことです。
東京で暮らしていて思うのは、「都政が混乱しているなどとは思わない」ということです。
自民党が擁立した候補が選ばれなかった理由の第一は、この幹部氏のコメントに代表されるような「政治の私物化」を有権者が嫌ったということだったのではないでしょうか!
NHKが行った「出口調査」によると、
「投票先を決める際に、もっとも重視したこと」を尋ねたところ、「政策・公約」と答えた人が最も多く、このうち40%台半ばが小池さんに投票したと答えています。 次いで多かった「人柄・イメージ」を重視したと答えた人では、40%台後半が小池さんを支持しました。
とのことでした。
「政策・公約」が「人柄・イメージ」を上回ったことにほっとしました。
有力3候補の政策及びその違いは具体的には響いてきませんでしたが、
小池候補の「政治の意思決定プロセスの明確化」こそ都民が望んでいることのような気がしました。
もう「ボス政治は卒業してほしい」という強い思いもありました。
もし「都政の混乱」を言うのだとしたら、自民党や民進党の党内事情のことを言っているだけに過ぎません。
そういえば、鳥越さんについては、
鳥越さんの敗因は準備不足でもなければスキャンダルのせいでもない。明らかに能力不足と判断されたのだ。体力はもちろん、これほどまでに政治に無知だとは私も驚いた。
というジャーナリストの有本香さんの話にもあるように、鳥越さんは「昔の人」であり「知事をやるには高齢」過ぎました。
私のように組織に属していないものから見れば「あんたじゃ無理ですよ」状態でした。
今回の都知事選挙は、地方政治のレベルが変わるスタート地点かもしれません。
※地方選挙の場合は、
・ボス政治
・見かけ上の「人柄」あるいは「素性」
・地区や集落の推薦
などがまだまだ優先しているかもしれないからです。
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