SSブログ

「住宅街の見える化」も必要 [小さな親切、余計なお世話]

「高齢者にやさしい街」

誰かの選挙公約にでもありそうなフレーズです。

「やさしい」という言葉は時に曲者になることがあります。

平易な言葉だけに親しみやすいのですが、他方で「具体性」を欠くことがあったりするかもしれません。


ここのところ、陽が沈んでから自転車で街を走ることにしています。
運動不足解消のためです。
自宅から往復10キロくらいの距離をのんびりと走っています。

そんなある日、ご高齢の方(おばあちゃん)から声をかけられてしまいました。

〇〇の△丁目◇番地の[×]号にはどうやって行けばいいのか?」

と。

自転車を止めておばあちゃんを覗き込むと、一片の紙を見せてくれました。

健康保険証」です。


どうやら、自宅がわからなくなったようです。


ひょっとして徘徊老人か?」と思ってみたものの会話はしっかりしています。

※「健康保険証」をお見せになる習慣ができていたのでしょうが、少し危ういかもしれません。


私の自宅からはずいぶん離れたところでしたので、はっきりとはよくわからなかったのですが、どうやら近くにある高層のマンションのようです。

ポリもないのよね

と「交番が見当たらない」とおっしゃっていました。
たぶん、どの交番からも等距離くらいで遠いところだったのでしょう。

ポリ」とお呼びになる方も珍しいかもしれません。


電信柱の住居表示案内を見ながら、同行すると何とか近くにやってきたようです。
そこに居合わせたおばあちゃんに聞けば「あのマンションだ」ということで、今度はそのおばあちゃんにお伴していただくことになりました。


都会の「住宅地」というのはで歩き癖のない方にはわかりにくいようです。
たとえ自宅であっても、「年齢とともにわからなくなる」のかもしれません。


「高齢者にやさしい」

ふと頭に浮かんでしまいました。


あの電柱の住居表示案内が「ブロックごと」あるいは「町名ごと」に色塗りされていたらわかりやすかったかもしれません


私の自宅は赤い色の電柱があるところなんですよ

などと覚えることができるかもしれません。


明日は我が身。。。。。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0