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「個人消費」で経済対策を語るな! [少し政治的な話を。。。。]

昨日(16.8.15)内閣府が発表した2016年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値では、

〇物価変動の影響を除いた実質GDPは、前期(1~3月期)と比べて0・048%増と、2四半期連続のプラス成長となった。

〇この成長ペースが1年間続くと仮定した年率換算では0・2%増

〇成長率は1~3月期(年率2・0%)に比べて大きく鈍化し、景気は足踏みが続いている

〇GDPをわずかながら押し上げたのは、個人消費住宅投資

だったとか。



こういう発表を受けて出てくる経済対策には「個人消費の喚起」というのがありますが、

「消費」は結果であり、「消費マインドを高める」政策こそ必要なんだと思います。


企業は「経費節減」をますます進め、個人も「将来不安」が消えない状況では「消費」にお金を回すわけにはいきません


かつては、

〇生活向上へのイノベーション投資

〇「宵越しの金は持たぬ」的な好景気

〇「モノ」消費の反復

が顕著でした。


多くの方々は、

●相応に生活レベルも向上し

●家には「モノ」があふれ

●無駄使いできるほど所得も増えない

●長寿化の中、将来の備えのほうが必要(不安)

という状況下にあります。


「統計」や「景気分析」で「消費」を語ることは有用ですが、「政策」で「消費」を語っても「なんだかなぁ!」です。


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