「自らに厳しい」ですか? [成功した企業トップの15か条]
企業が破綻する時と言うとどんなことを思い浮かべますか?
例えば、
●販売不振
●レベルの低い商品競争力
●不良品やトラブルの頻発による収益源や顧客減
●設備投資過多による資金不足
●取引先の倒産
●借金過多
と言った直接的な原因のほか
●経営戦略の失敗
●経営における才覚不足
●人材不足
と言った企業運営上の原因もあります。
そして、手に負えないのが
●企業経営者の緩さ
というのもあります。
具体的には、
〇「異性との関係」に違和感がある
〇ゴルフなどの「遊び」好き
〇「賭け事」好き
〇「夜の街」好き
〇「政治家」好き
〇「大口」が多い
〇経費の私的流用多
等々。
こんなこともありました。
ある地方都市に着任早々のことでした。
部下から「あそこは優良企業なのでぜひとも社長に挨拶しておいてください。ただし社長は超多忙なので必ず午前中にアポを取って訪問してください。午後は営業で不在ですから。」と言われる企業がありました。
確かに高収益企業の様子なので、言われたとおりにアポを取り午前中に社長を訪問したのですがどういう企業なのかわからないままこの企業を後にしました。
ある日、別の部下の社宅になっているマンションのそばを通りかかった時、傍らにこの会社の社長のベンツが停まっていることに気がついたのです。
この部下に聞くと「あのベンツは毎日午後からあるようですよ。確かある女性が住んでいる部屋に出入りされているようです。」と。。。。
ほどなく私のところには地元の企業経営者間での風評が集まるようになりました。
高収益だったのは、おそらく何かのブームで一時的に儲かった様子でした。
逆に安定的に業績が推移している企業の経営者というのは、やはり「堅実」あるいは「ストイック」という取組みぶりです。
傍から見れば「息苦しい」あるいは「泥臭く付き合えない」というタイプが多かったかもしれません。
しかし、彼らはいつも楽しそうでした。
まるで「わが子の成長ぶりを見ているような」「畑の作物が育つの楽しんでいるような」ご様子でした。
私は、仕事柄たくさんの経営者からいろいろなこと教えていただきました。
多くの「成功者」に共通することはたくさんありますが、中でも極めつけは「自分に厳しい」「ストイックである」ということのような気がします。
世の中には「成功した姿」を語る人はよくありますが、「成功している人の姿」にご関心を持たれる人は少ないような気がします。
さてさて、皆様のご参考になりますでしょうか?
コメント 0