「ざっくり損益計算書」 [裏づけのない経営学]
事業(商売)をやっていると、
●売れるかなぁ?
●儲かるかなぁ?
●人手は大丈夫かなぁ?
●お金は足りるかなぁ?
等々、頭が痛いことがたくさんあります。
ご商売をなさっている方とお話をするとこういうことを数字で論理的にお話しできる人が少ないこともあります。
「感覚的に」「体感的に」という方は多いようですが、「数字」ということになると「税理士さんに任せている」とおっしゃる方も少なくないようです。
「粗利」とか「経常利益」という言葉も何となく理解できても、それがどういう意味を持つのか?ということまで体感で自分のものにできないのも世の常です。
逆に、「いくら儲ければ苦労しないのか?」という「損益分岐点売上」のようなことも説明できる人は少ないようです。
「損益分岐点」を一言でいえば「コストを賄う最低限の売上」と考えるとよくわかります。
コストと言えば、
●人件費
●原材料費
●光熱費
等々が代表的です。
こういったものを総覧するのが「損益計算書」です。
ご商売をなさった「一年間の成績表」とよく形容されますが、
この一年間で
●いくら売り上げがあったのか?
●その売り上げのためのコストはいくらだったのか?
●差し引き損益はどうだったのか?
を語ってくれます。
会計学にはむつかしい定義がありますが、そういうところをざっくりとまとめてみると次のとおりです。
実際には、支払いと受け取りギャップなどもありますから利益が出ても「手元にお金がない」という「勘定あって銭足らず」が頻繁に起きてしまいますが、そういう細かなことは税理士さんやベテラン経理マンや銀行員などの専門家の分析や説明をよく聞いてください。
ただ、こういう「ざっくり」を経営幹部や従業員さんで共有し、「日次」「週次」「月次」「半年次」「年次」あるいは部門毎などで把握管理していけばいかがでしょう。
この時、「Xの利益を上げるにはいくらの売上をあげればいいのか?」という情報の共有化も有意義かもしれません。
ただし、
●「売上が増えればコストも変動するもの」もあります。
残業代が増えたり、人を増やしたりすれば自ずと人件費が増えます。
●売上増加は「数量効果」なのか「単価効果」なのかと言ったこともあります。
たくさん売れば売上は増えますが、値引きをして売っている場合もあります(数量効果)。
少ない売上でも、売値が高ければ売り上げは増えます(単価効果)。
また、人件費を下げるなどコストを抑えれば利益は出やすくなります。
利幅の少ない商売をしていると、非正規(アルバイト、パート)などの温床になってしまいます。
極めてアバウトでざっくりしたものですが「損益計算書」を毛嫌いなさる方の理解のためにまとめてみました。
行政や地域社会がやっている事業にもこういう考え方は当てはまるのではないでしょうか。
なお、会計学に詳しい方や経理事務に詳しい人には笑われてしまうかもしれません。
●売れるかなぁ?
●儲かるかなぁ?
●人手は大丈夫かなぁ?
●お金は足りるかなぁ?
等々、頭が痛いことがたくさんあります。
ご商売をなさっている方とお話をするとこういうことを数字で論理的にお話しできる人が少ないこともあります。
「感覚的に」「体感的に」という方は多いようですが、「数字」ということになると「税理士さんに任せている」とおっしゃる方も少なくないようです。
「粗利」とか「経常利益」という言葉も何となく理解できても、それがどういう意味を持つのか?ということまで体感で自分のものにできないのも世の常です。
逆に、「いくら儲ければ苦労しないのか?」という「損益分岐点売上」のようなことも説明できる人は少ないようです。
「損益分岐点」を一言でいえば「コストを賄う最低限の売上」と考えるとよくわかります。
コストと言えば、
●人件費
●原材料費
●光熱費
等々が代表的です。
こういったものを総覧するのが「損益計算書」です。
ご商売をなさった「一年間の成績表」とよく形容されますが、
この一年間で
●いくら売り上げがあったのか?
●その売り上げのためのコストはいくらだったのか?
●差し引き損益はどうだったのか?
を語ってくれます。
会計学にはむつかしい定義がありますが、そういうところをざっくりとまとめてみると次のとおりです。
実際には、支払いと受け取りギャップなどもありますから利益が出ても「手元にお金がない」という「勘定あって銭足らず」が頻繁に起きてしまいますが、そういう細かなことは税理士さんやベテラン経理マンや銀行員などの専門家の分析や説明をよく聞いてください。
ただ、こういう「ざっくり」を経営幹部や従業員さんで共有し、「日次」「週次」「月次」「半年次」「年次」あるいは部門毎などで把握管理していけばいかがでしょう。
この時、「Xの利益を上げるにはいくらの売上をあげればいいのか?」という情報の共有化も有意義かもしれません。
ただし、
●「売上が増えればコストも変動するもの」もあります。
残業代が増えたり、人を増やしたりすれば自ずと人件費が増えます。
●売上増加は「数量効果」なのか「単価効果」なのかと言ったこともあります。
たくさん売れば売上は増えますが、値引きをして売っている場合もあります(数量効果)。
少ない売上でも、売値が高ければ売り上げは増えます(単価効果)。
また、人件費を下げるなどコストを抑えれば利益は出やすくなります。
利幅の少ない商売をしていると、非正規(アルバイト、パート)などの温床になってしまいます。
極めてアバウトでざっくりしたものですが「損益計算書」を毛嫌いなさる方の理解のためにまとめてみました。
行政や地域社会がやっている事業にもこういう考え方は当てはまるのではないでしょうか。
なお、会計学に詳しい方や経理事務に詳しい人には笑われてしまうかもしれません。
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