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そもそも東京には「飲食店が多すぎる」かも [一人合点の「いい加減な話」]

新型コロナの感染が拡大する前から私が気になっていたことの一つが「東京の街にはサービス業が多すぎるのではないか」ということ。

しかも「コロナ前」には、世間では、

①人手が足りない
②非正規労働者が多い
③後継者がいない
ということが言われていました。

コロナ禍に直面し、需要が大幅に落ち込んでみると
①人員整理をするほど人手が余ってしまった
②非正規雇用の方が人員整理の対象となってしまった
③「後継者がいない」ご商売は先行きも考えれば「廃業」という選択肢が増えた
ということが起きたようです。

こういうご商売の話を見聞きするにつけ「経営リスク」ということを指摘なさる方があまりにも少ないような気がします。
たしかにコロナ禍は想定を絶するリスクの顕在化だったのかもしれませんが、長年ご商売を続けていらっしゃる成功者の皆さんは「こういうリスクに向き合った経営」をなさってこられたようです。

時には
●製・商品の販売不振
●製・商品の陳腐化
●資金不足
●技術者や営業マンの不足
●製造拠点の不具合
等々もあったはずです。
あるいはそういうことに備えながら経営を続けてこられたはずです。

たしかに東京には人が多いですが、23区内の繁華街に限っていえば「ずいぶん飲食店が多いな」という印象です。
さらに言えば、「老舗が減りモダンなお店が増えた」ということも。
「こんなに飲食店って多かったっけ?」と言いたくなってしまいそうです。

たしかに「喫茶店は減りました」「そば屋も減りました」「鮨屋さんも減りました」「中華屋さんも減ったような」気がします。
「うなぎ屋さん」を探すのも苦労します。

入れ替わったのは「顧客単価の低いお店」だったりするかもしれません。


ものづくりは「地方」へ、そして「海外」へ移転していきました。
「飲食店」経営ももう少し考えた方がいいのではないでしょうか。
ただ「ババを引く人」がどういう形で出てくるのかそこはよくわかりません。

起業などの話が喧伝される昨今ですが、「マーケットはどこにあるのか?」「顧客はどこにいるのか?」を丁寧に考えておかないとこれからはますますご商売も難しい時代になってくるかもしれません。

そして「産業支援」「産業政策」も将来像を見ながらやるべきということが今まで以上に問われるのではないかと思います。

今までなぜ首都圏に人口が集中したのか?」と考えた時、「チャンスが多かったから」「なんとか暮らせたから」などと言えなくなる日がこれからは来るはずです。



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