SSブログ

「産業政策」はどこへ [無駄の効用かやっぱり無駄か]

岸田首相の「新しい資本主義」なるものが公表されました。

「細かな部分」に目配りされていることも垣間見えますが、もの足りないのは「産業政策」が不明確なこと。

つまり各政策が既存の産業(企業)の土台の上に成り立っている部分もあり、農業、林業、漁業、中小企業あるいは零細企業をどう位置付けるのかという点が不分明です。
かくしていろいろな政策の受け皿が既存の有力企業をベースに進められてしまうことになり、かつてのような「仲介」「中抜き」が横行してしまうことは懸念材料です。


農業を筆頭に林業、漁業、あるいは中小零細企業の多くは「生業的」な経営状態であり、
・人手不足
・後継者不足
・非正規の温床
と言った今までの課題を解決することもなく「受け皿にもならない」と言った状況が想定されます。


いずれもが日本の産業展開には必要なものであり、これらの「経営構造」にメスを入れ新しい経営形態を作って行かないと「廃れる」「衰退する」と言った道のりを進むだけのようです。

「新しい資本主義」はこういった「生業的経営」をどうするかをあわせて考えない限りうまく行かないでしょう。



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント