SSブログ

「おもてなし」と「接遇」が日本経済を止めた [どう受け止めたらいいのか]


「賃金が上がらない」「物価高」「円安」と言う言葉が目立つ昨今です。

●コロナの世界的な蔓延
●ロシアのウクライナ侵攻
と言う予期しない事態への対応力がこれほどまでに弱かったことを思い知らされます。


ところが「輸出企業」あるいは「バランス感のあるご商売」では収益増が伝わってきます。
きっと「賃金も上がって」いることでしょう。
そういう人は何も言いませんから。。。。


ところで、最近の若い人は「日本航空は倒産履歴のある会社だ」と言うことをご存じないようです。

日本航空の会社更生法申請は2010年1月19日のことですから、今から12年以上前のこと。
今30歳の方も当時は高校生で印象としては残っていないのでしょう。

経済政策の出来不出来は別として、日本の企業の衰退の一面には、
「接遇」重視
「おもてなし」に空騒ぎ
と言う効果不明の経営テーマに注力した企業が多くあったということも無関係ではないでしょう。


「おもてなし」と言う言葉が一般化したのは、2013年(平成25年)9月7日に、国際オリンピック委員会の第125次IOC総会で、滝川クリステルさんが「お・も・て・な・し」と発言したことによることも大きいのでしょう。
9年前のことです。


何が言いたいかと言うと、「接遇」も「おもてなし」もビジネスでは当然のことでありそれは「経営の本質ではない」と言うことです。

・品質が良く
・価格がリーゾナブル
・納期が適切
であればだれも文句は言いません。

「接遇の権化」日本航空が倒産したことでもわかるように、「バカ丁寧な接客」「高額な運賃」よりも「安全な飛行」さえ保証されていれば利用客は安定的に維持されたはずです。


あなたの企業は大丈夫ですか?
調子いい話見かけ話では企業は持続できません。
ビジネスには「競争」があります。
どこでどんな競争をするのか?」がわかっていないと寿命は来てしまいます。




nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント