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「自由な働き方」と「読書」 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

「あなたは本を読まないから」
ある時「自由な働き方」を目指す移住者の方から言われた言葉です。

はっきり言って笑ってしまいました。
宗教のように虜になっている教本を私がなぜ読まなければいけないのか不思議です。
また、「彼がやろうとしている」ことについてはいろいろな方の話も聞き、私なりの考え・現場感も持っていることでした。

しばらくは集落の方の便利屋のような扱いも受けていたようです。

「いつまで持つのかな?」
と言うのが私の本音でした。


数年後のこと「彼がいません」(彼の家族がいません)。

集落の人に聞けば、
①別の場所に移り住んでいった
②行政の外郭団体に就職したようだ
とのこと。


「移住者により人口増を期待する」集落の住人の方(特にリーダー)は「口が裂けてもおっしゃらない」ことですが「初めからわかっていた」ことでした。

当初のこと、ある住人の方がこっそりと教えてくださったのは「どこまで信用できるかわからない」と言うこと。
肌感覚でおかしなこともあったようです。
「自分の息子なら」と言う親心もあったのでしょう。


「読書」好きの方が陥りやすいことの一つに「理屈先行で現場も現実も理解しようとしない」と言うこと。

すっかり「読書」が目的になってしまわれていることも多いのでしょう。
現実や現場に則せば「おかしな本」も多いのです。
それを見極める力も「読書力」とセットで養わなければいけません


自由な働き方
を標ぼうなさる方々は、
そもそも不満(その筋では「問題意識」とでも呼ぶのかもしれません)が多い
いつまでも不満が解消しない
原因を他に求めがち
と言うこと。

彼の場合がそうでした。





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