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「『シニア割引』に複雑な思い」~団塊の世代の方からの勇気ある投書 [感覚的消費論]

昨日、2009年11月16日付の読売新聞の投書欄「気流」に特筆すべき投書が載っていました

少し、披露しましょう
「久しぶりに見たい映画があったので、都内の映画館に出掛けた。
 窓口に並んでいると、案内板に「60歳以上1000円」とあるのを見つけた。シニア割引だ。
(略)私の前に並んでいた若者が正規料金の1,800円を支払っているのを見て少し心が痛んだ。
 私にも同年代の息子と娘がいる。彼らは、今後、高齢化社会の担い手となる。しかし、今は(略)若者にとっては過酷な時代だと思う。
 一方、子供が成長し、住宅ローンも完済した私たち団塊世代の多くは、生活に多少の余裕がある。正規料金を払うべきなのは私たちの世代ではないかと、ふと思った。」

というご意見です

皆さんはどう読まれますか?
「気流」欄でも、トップに、しかも表題も他の方よりも大きな活字です
読売新聞のご担当の方の心に響くものがあったのでしょう

投書をなさった方は、千葉県在住の60歳の会社員の方のようです

[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]

時代を背景にされたとはいえ、団塊の世代の方々は、時代を切り開き先頭を走ってこられた方々です
「少しはゆっくりしてくださいよ!」という配慮に、
まだまだ「心配しなくていいよ!俺たちはまだまだ若いよ!」とでもおっしゃっているようです

受け止め方は、非常に微妙なものがあります

実は、小生は、景気回復策=内需拡大策の一つとして
いわゆる子供・老人・中小企業等々の社会的弱者への各種補助金を一時的に棚上げするのもいいのではないかと思っています
迎え来る時代について、少しイージーになっているような気がするからです
是々非々で見直すためには、「休んでみる」ということも必要です

その中で、
①どうしても必要な
②誰の目にもその必要性が明らかな
そういうものに補助金を出すということが今の時代には必要だと考えています

公共工事然り、
裾野の広い建設業界のためには、公共工事が有効だと思われますが、その結果として水ぶくれ経営・経済を生んでしまいました

たとえば、相続税の問題でも、
高齢になれば相続税率が高くなるというような政策もあっていいかもしれません
勤勉な国民が堅実に貯金を殖やした結果郵貯問題が発生したのですから、みなさんが貯金を有効な消費に回すような政策も必要かもしれません

もう少し、「衣・食・住・健康」にご自身のお金を使わわれてもいいのではないかと思います・・・・・

乱暴な意見だと皆様に叱られてしまうかもしれません
おそらく、投書をなさった方のご趣旨は小生の考えとは違うかもしれません

ただ、割引はいわゆる『呼び水効果」という期待もあります
少し方法論を考えたら、気兼ねが要らなくなるのかもしれません
週末は正規料金優先で平日は「シルバー割引」というやり方もあります
「空割」のように「空席があったら割り引く」という考え方もあります

町の医院にかかっていたおばぁちゃんが、飲みもしない薬をたくさん受け取っていて
大学病院にかかったら、薬を全然処方されず、かえって元気になったという例もあるようです

給食費を(払えないのではなく)払わない家庭に、なんだかんだと補助金が交付されるのもいかがかと思います

小生の話は、重箱の隅をつつくような話かもしれませんが、もはや、日本が独力で高度成長するには限界もある時代です こんな細かなことから大きなことを見つめ直すのも一つのやり方かもしれません

少なくとも企業経営においてはそうだと思います
「一事が万事」という言葉をあらためて考えて、実行したいと思います

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