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「きんま」(木ん馬)道ってご存知ですか?・・・・・(日本の林業を知るために) [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

以前、東京:木場の材木問屋を担当していた時がありました。
その当時、木場の長老のみなさんに、「木ん馬(きんま)」の話をしていたら、
今の木場の若い者は、「木ん馬(きんま)のことなど知りはしない」 と嘆いておられました。

「木ん馬(きんま)」とは、山間の山林から切り出した木材を麓まで運び出す道具です。
堅い木で枕木のように道を作り、「そり」のようなものに木材を乗せて、滑りだすのです。
ワイヤーで進路とスピードの調節をするとはいえ、それはそれは危険な作業です。

各種のブログやHPを参考にすると、
中部日本から西日本の山林で活躍していたようです。

日本の林業は過酷です。
①雇用対策
②自然環境の保護
③エコ
等々、お題目は綺麗ですが、
林業の実情は、
①木材の搬出コストが高い (木材相場が低迷し、造林・搬出コストに見合わない)
②山林労働が過酷・危険
等が挙げられます。

山林業の後継者が育たないのも頷けるはずです。

①間伐をしないから山林が傷む
②山林が痛むから、自然災害が発生しやすい
③山が放置されているから、サル、クマ、シカ、イノシシなどが、ふもとの集落に降りてきて農作物などを食い荒
④スギ花粉も放置されており、「花粉症」が蔓延する
らす
などが指摘されています。

エコとかということで、「割り箸」も否定されたりしますが、
間伐(かんばつ)などの山の手入れがビジネス化される行動が必要です。

あなたのお宅に、日本の木で作った板は使われていますか?


(参考)
「愛知県県有林事務所」のHPより
http://www.pref.aichi.jp/kenyurin/nutazawa/4/index.html

「間伐屋木左衛門(かんばつやもくざえもん)の手記」より
http://blog.morinokuni.net/?eid=202571

「現役の木馬道(きんまみち)@鳥取」(アトリエフルカワ一級建築士事務所の古川産のブログから)
http://af-site.sub.jp/blog/2007/02/post_661.html
http://www.ne.jp/asahi/af/home/af/about-af.html


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