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「地方をわかっていない」という新聞見出しの意味・・・事業仕分けについての地方の反論に思う [少し政治的な話を。。。。]

先日、ある地方都市に出かけました
そこで地元の新聞を買い求めました

トップの見出しは掲記の「地方をわかっていない」というものでした
いわゆる「事業仕分け」について、インフラ整備が遅れている知事らからは「地方の実態が分かっていない」などの不満の声が出ている というものです

この記事を見て、みなさんはどう思われますか?

最近まで
「地方分権」と声高におっしゃっていた知事の一人のコメントがトップに出ています
彼曰く
「遅れたところに重点配分するのは地域主権の視点 きちんとやってほしい」
とのことのようです

少し違和感がありますね、毎月上京してはテレビのバラエティー番組に出演なさっている知事からこういう発言が出ようとはつゆ思いませんでした
週末は、上京してテレビに(あたかもタレントのように)出演していらっしゃる県です よもやそんな「遅れたところ」だとは思いもよりませんでした

その県の鶏肉や牛肉や農産物の広告塔となってテレビ等々で人気の知事です
そんな弱音を吐いちゃダメでしょう。。。。。。

さて、
①その県の皆さんはいかがお思いなのでしょうか?
②東京にもマスコミにもその県のご出身の方は多数いらっしゃいます いかがお思いなのでしょうか?

確かに、東京などの大都会に比べたら、遅れた地方です
知事が「鶏肉」や「牛肉」を宣伝なさった効果は相応にその県を有名にしました

しかし、鶏肉や牛肉や野菜や果物などの農産物は、自然や時間を相手にするものですから、即効力がありません
工場生産物なら、時間外をしてでも増産が可能です

小生の乗り降りする最寄り駅のそばに、焼鳥屋さんがあります
そこの店には「大山ぢどり」というポスターが貼ってあります
山陰にある大山(だいせん)麓の鶏肉です
そこの大将に言わせれば「大山ぢどり」が一番だということのようです
「名古屋コーチン」とか「土佐ジロー」にもファンは多いはずです

さて、この新聞の見出しを理解するには「地方をわかっているかどうか」です
地方のみなさんは発信なさっていますか?
①地方が何に困り
②地方はそのために何が必要なのか
③それは日本のためにどんな役に立ち
④優先順位はどうなのか
ということをです

①ルールなき公共工事
②地方経済のためという公共工事
ばかりやっていては、地方はますます立ち遅れてしまいます

公共工事をすることが目的ではなく
何かの目的のために公共工事をするのか
それは日本国にとってこんな風に役に立つ
という情報を明確に発信していかないといけない時代です

予算配分についてもしかりです

なぜなら、東京のような大都会には地方出身者がたくさんいます
その彼らですら賛同しない状況が続いてきてしまっているのですから。。。。。

思わず「ある県」のことを書いてしまいました
しかしながら、この新聞は、その知事の県とは別の県の地元紙です

地方問題は、「現在のそして将来の日本国のためにどうあるべきか!!」という視点で議論していただきたいものです

マニフェストもいいのですが、将来を見渡したグランドデザインも見聞きしたいものです



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