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トヨタ:豊田社長は脇が甘そう・・・・・(このままでいいのかなぁ) [裏づけのない経営学]

トヨタの豊田社長がブログをなさっているとのことなので、昨日拝見させていました
なんでも、「個人のブログでリコール問題を謝罪」とのことのようなので興味がわきました

氏はブログの中で、
「お客様・クルマファンとともに」という原点を大切にしていきたいと、あらためて心に誓っています。

この度のリコールでは、皆さんをはじめ、多くのお客様にご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳ありません。 トヨタは、これまで、お客様第一の理念のもと、皆さまに愛されるクルマづくりに真剣に取り組んできました。しかし、ここ数年の急成長の中、「お客様の声を聞く姿勢がおろそかになっていたのではないか?」という世間の声に対しては、真摯に受け止め、謙虚に反省し、誠実に対応していかなければならないと思っています。

今一度、原点に返って、安全で魅力ある“いいクルマ”をつくること、そして、「クルマづくりを通じて社会に貢献すること」にまい進してまいります。

とおっしゃっておられるようです

それに続き、多くの方々が「社長の行動や発言に感動した 応援するから頑張って」的な投稿コメントでいっぱいでした
海外在住の方々からの投稿が多いのも特徴的です
少し情緒的な応援コメントが多いようです

ところで、このブログの持つ意味はなんなのでしょうか?
仮にも、世界を代表する企業の代表取締役最高責任者です
違和感がありますね
個人的な息抜きとしてささやかれる程度ならいいのですが、超ビッグな企業・組織の長として個人のブログに傾斜するより前に、まず今やらなければいけないことがあるような気がします
創業家出身の社長が生身で発言されることは評価しますが、世界的な株式会社の代表者である点を踏まえた発言が必要なのではないでしょうか

このブログを拝見して、「顧客目線」とか「人材育成」という言葉が、なんとなくむなしく思えてきました

1.個人のブログで謝罪することに何か意味があるのか?
・・・・まず、公式ホームページや新聞紙上で丁寧に何度も説明することが必要です
2.トヨタのホームページを見ても、
①グローバルサイトに
   http://www.toyota.co.jp/
(企業情報、IR情報、環境・社会活動等トヨタの企業情報全般を提供するトヨタ自動車の公式グローバルサイト)
 「このたびは、複数の地域、複数のモデルでリコールを実施することとなり、皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます」
と書いてありましたが、

②販売用の公式サイト
http://toyota.jp/
(トヨタブランドの新型車を初めとした詳細情報、試乗車検索/店舗検索/見積りシミュレーション/カタログ請求などの各種インターネットサービスを提供するトヨタ自動車の公式サイト)
にはそういう記述はありません

二つのサイトを使い分けなさっているのでしょうが、
豊田社長は会見で「よりお客様目線に立てる会社」と記者会見でおっしゃったはずです

お客様とは誰なのでしょうか?
1.これからトヨタの車を買ってくれる人
2.すでにトヨタの車を買ってくれる人
を直截的なお客様と考えたら今日現在の対応はいかがなものでしょうか?

また、会見では、
「ここ数年の(業容の)急拡大が人材育成のスピードを上回ってしまった」とリコール問題の一因として「人材育成」のことを指摘なさっています
ハイブリット車を作った人材だけが育成されてないのでしょうか?

我が家は父の代からのトヨタファンであり、現在もトヨタ車に乗っています
しかしながら、
①先日、トヨタのディラーに立ち寄った際にも、だれからも説明も挨拶もない(担当者のボヤキは聞きましたが)
②トヨタのディラーに特段の貼り紙もない
③小生の自宅に特段の郵便物も送られていない
というのが実情です

今回の騒動は
1.アメリカでのみ起こっている
2.プリウス等のいわゆるハイブリッド車でのみ起こっている
ことが特長ですが

これだけ大騒動になったのですから
1.日本では起きていない
2.ハイブリッド車以外は問題ない
ということを丁寧に説明し、
①まず日本人を安心させること
②「日本では何も起きてないのに、アメリカ人は何を言っているのだ!」くらいの世論を作り上げること
に注力され、日本から「トヨタ車の安心と安全性」を発信していかなければいけないのではないでしょうか
今回の騒動では、トヨタの顔が見えなくなっていませんか。。。。


最近の風潮でしょうか
何人かの大臣も、ツイッターで、自分のご意見を発信なさっているようですが、制約条件の強い私的な形で公的立場の方が意見を発信されるのはいかがなものかと思うのは小生だけでしょうか?

こんな状況では、公的発言の信頼度は薄まり、責任感も薄れてしまいがちではないでしょうか




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