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「自民党はどうすれば勝てるか」という論説よりも「小選挙区制」の廃止のほうが好ましい [少し政治的な話を。。。。]

少し以前の記事で恐縮ですが、3月24日(水)の日経新聞朝刊のマーケット面にある「大機小機」というコラムに面白いことが書いてありました
題名は「自民党はどうすれば勝てるか」というものです

骨子は
1.民主党の人気が低下するにもかかわらず、最大野党である自民党の支持率は上がらない

2.敗軍の将の麻生太郎内閣の経済政策は。民主党と大差のない財政拡大路線であり、「小泉政権で格差が拡大」という決まり文句まで同じだった

3.自民党が選挙に勝つためには
①民主党の政策への代替案がカギとなる
・・・・・・たとえば、公立保育所の徹底した民営化で、コスト削減と量的拡大・質向上を図り、潜在的な待機児童を一掃する

②・・・・米を輸出産業として育成する。企業の農業参入を全面的に認め、サラリーマンとして働く若い男女を増やし、農村を活性化させる。

③医療の診療報酬は開業医が病院で働く方が有利となるよう、勤務医に著しく手厚いものとする。

④労働者派遣の原則禁止は、弱者である派遣労働者にとって失業のリスクを高める悪法だ。

4.小泉構造改革の批判に終始するのではなく、その教訓を乗り越えて進む覚悟が、自民党の再生にとって不可欠と言える。

というものです

マーケット欄のコラムにしては、違和感のある座りの論説です
果たして、国民の皆さんは、自民党に何かを期待しているのでしょうか
もし、民主党政権を否定した後に来るものは、新しい議員集団の政策とその実行力ではないでしょうか

そのためには、そういう人たちが選挙に当選し、議員とならなければいけません
自民党とか民主党とかと言った政治屋のみなさんにこの国の国益や将来を任せておくわけにはいきません

選挙制度を少し振り返ってみてください
昨年の流行語ではないですが、小さな選挙区で1番にならなければ議員に当選しないのです
選挙区をよく見ると、
知事よりも県会議員や区会議員よりも小さな選挙区で1番にならなければいけないのです

国の将来や国益を議論検討する人たちはこんな風に選ばれているのです
一生懸命に政治家をやっている人よりも
①一部の利権屋の応援を得ている人たち
②こまめにいわゆる地元で活動をやっている方々
③お金を誘導したり、使ったりする方々
に得票が集まってしまうかもしれません
なぜなら、そういう人たちに失望した有権者は選挙に行かなくなるからです

もっと選挙区を広く大きくして、細かな選挙運動をしなくても、政治活動を評価して投票できるような選挙方法に代える方が得策です
葬式に参列したり、利益誘導ばかりしていたのでは日本の国政を任すわけにはいきません

また、人物本位で選ばれるよう、1選挙区には複数の当選者が生まれるような選挙区割りのほうが望ましいのではないでしょうか

選挙区を広く大きくすることから
①宣伝カーに乗った選挙運動は禁止(選挙の時だけの連呼で国会議員を決めることはナンセンスです)
②政見放送の充実
③HPによる政見報告の解禁
④関係者の戸別訪問の禁止(毎度のことですがある宗教団体の方々の個別訪問は困りものです)
を行い、お金のかからない選挙を実現してもらいたいものです

また、選挙区割りは、人口だけではなく国土の面積も視野に入れたものにしてほしいです
そうでないと、無人島は日本の国土から隣国の領土へと変わってしまいます

なぜ、小選挙区制になったのでしょうか
小選挙区制の評価は議論・検討されているのでしょうか?
今更、中選挙区制に戻す理屈もないかもしれませんが。。。。。。やはり小選挙区制が、何か日本の政治を変えてしまったのかもしれません

いずれにしても、小生のようなサラリーマンは仕事を休んでまで選挙活動を行うことはできません
選挙期間中に休みを取れる人たちのための議員様では面白くないのです

経済面に特定の政党を応援するようなコラムがあったものですから、こんなことをぼやいてしまいました
おそらく、株価が上がらないのも民主党政権のせいと言いたいのでしょうか。。。。。。
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