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ある地方企業が東京に進出する時 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

先日、ある地方企業の社長から「ついに東京支店の場所が決まった」と電話をもらいました
2年越しで、社長も何十回も上京されて決められたとのことです。

立地・予算ともに待った甲斐のある物件のようです。

この会社は、
①地元を代表する優良企業
②内部体制・後継体制も確立
・・・・・・後継ぎがいない会社が業容拡大するのは危険です
③当社の作る商品は、全国区の人気
④「通販」もやっており、客筋を見分けることも可能
・・・・・・ホームページも充実してきました。

昨日「地域ブランドは売りに行くな」と書いたばかりですが、
この会社が考えているのは、

①「通販」もやっており、お客のマーケットを分析済みであること
・・・・・関東地区の顧客が多い
②やはり関東地方の客が多く、物流拠点がほしいこと
・・・・・デリバリーコストの軽減につながる
※受付は地元で、デリバリーは東京で小口配送

③地元で成功しているビジネスの応用基地になる

④東京の情報が入る
⑤今、東京の物件は安い (特に、廃業跡地等)
⑥今の業容からはやや大きい(広い)が、当面は、一部賃貸も可能
・・・・・似たような思いの企業はある

等々がポイントかと思います。
「売りに行くのではなく、客の近くに拠点を作った」ということです。

この社長は「東京の情報」をたいへん大事にされます
小生にも、いろいろと電話を頂いたり、上京の際は声をかけていただきます。

東京のはずれの商店街まで見学に行かれたこともありました。
出張の途中にわざわざ東京経由でお立ちよりいただきました。

この社長を見ていて、いつも思うことですが、
「金のなる木に金がなる」 と。。。。





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