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法人税を下げても企業は海外に出ていく [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

最近、「日本は法人税が高いので、企業は海外に出ていく」「海外の企業が来ない」という話をよく聞きます

果たしてどうなんでしょう

ところで、ビールや自動車工場はどういうところに立地していますか?
いずれも人口の多い都市部周辺です

ビールは、揺れると味が狂い かつ 重たい商品です
自動車は、重量のある商品です

そう考えると、「消費地の近くに立地する」ビジネスである
ということができますね

日本の小さなマーケットよりも
①中国
②インド
③アメリカ
等々の人口の広がりや購買力のある地域に工場を立地するほうが得策というものです

①原材料の仕入れコスト
②人件費
③燃料費
④人材の質
⑤機械化の度合い
⑥製品・商品に求められる質
⑦それらを組み合わせた将来性

などを合わせ考えてみれば、国際的に販売する製・商品を作るメーカーは、日本にとどまっておく必要もないでしょう

日本にとどまるのなら
①日本人にしか売らない
②日本でしか作れない
③日本で作ることに意味がある
ことが必要です

皆さんにお伺いします
①日本製のものは何がありますか?
②日本製でなければいけないものは何ですか?

そう考えてみると、「法人税」云々は、ためにする議論かもしれません

なにせ、日本の企業のうち3割しか法人税は支払っていないのです
法人税引下げを総論的に考えていくことは危うい限りです


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