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悩める課長さんへ ④ (人材育成を語る) [仕事についてのエトセトラ]

「人材育成」という永遠のテーマがあります。
ただ、
①どんなに一生懸命になっても人材は育たないものです。
②思わぬことで人材は育っていきます。


人材育成には、「研修」というプログラム化された仕組みがありますが、
・内部の研修会、外部の研修への派遣のようにまるで学校で物事を習うような研修
・指導員を付けてコーチングしていくもの
・OJT(On-the-Job Training)
・ロープレ(疑似商談)
等々、いろいろありますね。


新卒新人は別としても、
中堅社員(入社してから年数を経ている人)と呼ばれる人の育ちぶりが今一つというのも気になるものです。


「人を育てる」なんて僭越ですが、でも、チームで仕事をしていくには、たくましく有能な人材が欲しいものです。


「仕事は教わるものではない!自分で勉強するもの」と考える人たちもかなり多いと言うことに最近気がつきました。
意外にも、これは、経営幹部や管理職クラスの方にも多いようです。

こういう考えの方が多いと、「チームで仕事をする」などということはまず無理です。
まるで傭兵部隊のようです。


職人とか芸術家の方なら、「仕事を盗む」「芸を盗む」ということで育てられ、「いつかは出し抜いてやろう」という強い意欲の下で自己研鑽・自助努力をなさる方も多いと思います。

ただ、組織で(チームで)仕事をする時にはそういうわけにもいきません。
仕事ぶりに見劣りのする人がいる場合、その人がいじめのターゲットになってしまいます。
職人芸のように仕事ができる人がいる場合は、「わがまま」にも見えてしまうことがあります。

そいうチームをまとめて行くとか、引っ張っていくには「リーダーの人柄が大切です」などといっても抽象的すぎます。

CIMG0143.JPG


ではどうしましょう。
もしあなたがリーダーなら、
①「わがままなメンバーを切る」覚悟で臨むこと
②仕事の流れを自らチェックすること
③汚れ役のできる「補佐役」を作ること

など考えてください。
営業チームなら、一時的に業績は落ちますが、しばらくすると成功体験が成功を生んでいきます。
バックオフィス的チームなら、着実に力が付いてきます。

どんなに本を読んでも、どんなにセミナーを受けても
「現場力」を高めないとチームは強くなりません。

ただ、残念なのは、リーダーに力がないと(あるいは公平無私でないと)、一時的な力しか備わらず、そのリーダーがいなくなれば、またほころびて行ったり、水面下に課題が隠れていたりすることもよくあるものです。


「鍛える」という言葉が、聞かれなくなった気がしませんか。。。。。。。






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