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儲けている企業は経費管理にきめ細かい [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

お正月休み明けの日経新聞(2011.1.6「会社研究」)に、儲かっている企業の話が出ていました。

どなたでもご存知の「東レ」です。

①ユニクロの「ヒートテックの素材」
②ボーイング787等に使われている「炭素繊維」

というヒット商品があるというのが強みなのでしょうが、

記事を読んでいて、「素晴らしいなぁ!」と思うのは、

「最高益は上期で135億円のコスト削減があってこそ」という社長の言葉に象徴されているかもしれません


固定費の増加率を限界利益の増加率で割った「P値」を1以下に抑える

という管理をしていて、その数値を社長が毎月なさっているそうな。。。。。


平たく言えば、社長まで儲けと経費の使いっぷりが報告されていて、利益の増え方以上に経費が増えていないか ということを、社長自ら確認されている ということでしょうか。。。。。。


当たり前と言えば当たり前ですが、なかなかできないことです。

想像するに、社長のチェックのポイントは、

①「生きたお金」なのか「死に金」なのか?
②その経費は、許容範囲なのか?
③発生理由はなんなのか?

というようなことでしょうか?

「予算の範囲だからいい」というものでもありません。
ある同族企業では、
①誰が使ったのか
②何に使ったのか
③何の役にたっているのか
ということを経営トップ自らがチェックなさっているという話も聞きました。


家庭(家計)でも同じです。


ただ、最近不思議なことがありました。

ある有名政治家が、政治に集中していて「政治資金収支報告書を見たことは一度もない」とおっしゃっているようです。

お金に細かくない人に経営などできるはずがありません。
まして、政治など言わんやです。

企業経営の中には、優秀な番頭さんや経理部長がいることが多いのですが、それでも優秀な経営者は自分の目で確かめています。

政治家の場合、「優秀な秘書」がすべてを取り仕切っていらっしゃるということなのでしょうか。。。。?


企業も家計も政治家も芸能人もお医者様も。。。。基本は同じです。

そしてたぶん、採算を優先できないところが、公的資本に助けられているのでしょう。。。。。
(だからと言って、好き放題お金を使っていいというものでもありません)















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株の初心者の入門

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 株の初心者の入門 (2012-02-16 15:07) 

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