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「ピカルの定理」とゆとり世代 [無駄の効用かやっぱり無駄か]

たぶんよくテレビを見るほうです。

最近面白いと思う番組の一つは、「ピカルの定理」(フジテレビ系、毎週土曜日23時ごろ)という番組です。

数学の難しい定理のことはよく知りませんが、この番組はお笑いバラエティとでもいうのでしょうか。。。。


面白いなぁ!と思うのは、

①強烈な人気者はいないけど、出演のみなさんが自分の持前を発揮してること。
②各コーナーが(まだまだ)新鮮。
③「美系の女性がブス役」で、「ブス系の女性が美人役」とか意外性もある。
④話題は意外にも日常的だったりする。

ということがあるからかもしれません。

そんな中でも、「ゆとり世代のニューヒーロー」と自嘲気味に話すコーナーが特に面白い。

自ら「俺たち『ゆとり』だもん」というのが口癖で、
理屈は言うけど、まとまって行動しない(目標に向かって動かない)という会話のやり取りには笑ってしまいます。


いわゆる「ゆとり世代」とは、学校で「円周率を3」と習った世代なのでしょうか。。。。。
ものの本によれば、「学習指導要領に『ゆとり教育』が盛り込まれた2002年度から2003年度において学校教育を受けた世代。生年に換算するおよそ1988年から2000年ごろまでに生まれた人々。」のようです。

年齢的には12歳~24歳くらいの世代なのかもしれませんが、
実感的には、教育の現場よりも、こういった「ゆとり教育」の風潮を色濃く受けた世代ということに置き換えてみるほうがよくわかることもあります。


そうなると、年齢的にはもっと広がり、その親の世代、たとえば50歳代前半くらいまでの人たちがそういう世代かもしれません。

この世代には、「やさしい」とか「マイペース」という言葉が絶えず表にでてきてしまうような部分を感じることがあります。

「厳しい」とか「きつい」とか「無茶」とか「無理」という言葉には微妙にアレルギーを感じてしまうようなところもあるかもしれません。


と小生的には思っていたところに、この番組は、「俺たち『ゆとり』」と自虐的に語らせるところがあるのが新鮮です。

製作者の意図はよくわかりませんが、微妙な社会構造の変化の原因(あるいは現象のキーワード)をそっと語りかけているような気がします。


「ゆとり教育」世代は、リーマンショック以降の厳しい社会・経済、あるいは就職氷河期みたいなエポックの移り変わりも実感せざるを得ない状況に直面していますが、
「ゆとり教育」という時代の風潮が高まった頃に社会人生活をスタートした人たちには、今のこの世の中の「戸惑い」が色濃く映し出されてしまうのかもしれません。










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