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「福島原発事故独立検証委員会」の報告は今後どう生かされていくのだろうか [鈍感日本人への警鐘]

先日(2012年2月28日)、一般財団法人日本再建イニシアティブ財団という組織の「福島原発事故独立検証委員会」の報告が公表されたようです。

報告書を読んだわけでも会見場に臨席したわけでもないので、
マスコミなどの報道を聞きかじるかぎりでは、

1.菅総理を中心とした官邸主導の対応(過剰介入) ×

2.菅首相の細かな指示(泥縄的な危機管理) ×

3.菅首相の前で反論できる人はいない  ×

4.菅総理の東電乗り込みと東電内に対策本部を設置したこと  〇

5.菅総理のヘリコプターによる視察  ×

というように感覚的に受け止めています。


マスコミの中には、やっぱり「菅総理が。。。。」という話も多いようです。



では、皆さん・・・・あなたが総理大臣だったらどんな対応をなさったのでしょうか?

小生なら、たぶん「菅総理と同じような対応をした」かもしれません。

あれだけ情報が少ないと、自らが情報をとろうとするのも当然のことかもしれません。
あれだけの被害をテレビの映像で見せつけられたら、この目で現地を見たいと思うと思います。
あの官僚機構の動きでは、「やりきれなさ」と「憤り」が混じった怒りがこみあげてきたのではないでしょうか。




東日本大震災が起きた直後、菅総理が言ったとか言わなかったという話に、

原発周辺には20年住めない」という言葉があります。

たちまちマスコミ等の批判の的となり、あの話自体がどこかに消えてしまいましたが、
当時、「本音を言えば、それは事実ではないのか」と友人と話したものでした。



言葉の遊びをしましょう。

①危機管理=危機や危険に対する日常的な備え
②危機対応=危機や危険に直面した時の向き合い方(対処法)

というのだとしたら、「危機対応」のまずさを指摘するばかりで、「危機管理」のまずさが包み隠されてしまっているような気がします。

たとえば、「放射能予測装置スピーディーの存在を知っている人は少なかった」とも言われています。
おそらく経産大臣ですらご存じなかったようです。

東北大震災が起きて以来、重層構造の日本の官僚機構の姿は見えません。
官僚機構の姿を想像すると「杜撰」と言う言葉が見えてきてしまいます。
「事務次官」的なお立場の方々はどういうお仕事をなさっていたのでしょうか?

民主党の「政治主導」という言葉の下では、出る幕がなかったのでしょうか?

今回の東日本大震災は、まさしく予想もしない予測もできない未曾有の大災害でした。
そんな風に考えると、危機管理・危機対応の主役はだれだったのでしょうか。。。。。。


ひとり「菅首相の立ち居振る舞い」のせいだなんて言う資格があるのでしょうか!

この1年のマスコミの報道ぶりも検証してみていただきたいものです。


まだまだ時期尚早かもしれませんが、この1年の出来事を、100年先への教訓として伝えていかなければいけないんじゃないでしょうか。。。


今度は、通勤時間帯に、東京の街に津波が押し寄せてくるかもしれません。
満員の地下鉄はどうなるのでしょうか。。。。


北朝鮮の核ミサイルが東京の街に向けて誤発射されたらどうなるのでしょうか?











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