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全柔連人事と「大人の対応」と。。。。 [企業経営の風景・裏付けのない経営学]

「人事」というのは絶えず不可思議なことや割り切れないことがつきまとうようです。


昔々のことでした。

銀行の先輩が会長をなさっている企業がありました。

そこには、ほかにも銀行の先輩が何人か「出向」「転籍」をされています。
そんな先輩の一人が「身勝手な行動に出た」と先輩OBから非難されてしまったのです。

何か人事上のトラブルがあると、ある程度のポストまで上り詰めた人の場合には「腹を切る(辞職する)」という覚悟も必要です。

その時の出来事は、私が知る限りでは「それほどたいしたことでもなかった」のですが、「身勝手」と銀行の偉い人たちの間で問題になってしまったのです。
問題にするほど重要なことでもなく、またその企業にとっては必要な人事であったのにもかかわらずです。


サラリーマンの世界、特に出世なさった人たちの世界では、よくわからない論理で人を律することもあります


そこで当該企業の会長のお話を聞いてみました。

「大人の対応ですよ」

と、会長はさらっとおっしゃっていました。

それ以降、誰もこのことを問題にすることもなくなってしまいました。



かつて「証券不祥事」という言葉が吹き荒れた頃、こんなこともありました。

ある大手証券会社では、素早く経営トップが辞任され、新しい人がトップになりました。

その会社の営業マン氏が言うには、

「うちには『人材』が何人もいる、だから問題が表面化したら、即経営トップが責任を取って退任した。しかしながら、他社は、なかなか責任を取って首脳陣が交代することもない。なぜかというと、①人材がいない。 ②ほかにも問題がある。 ③次々と問題が起こったら、役員のなり手がいなくなってしまう。」と。。。。

当時、証券4社と言われた企業です。

1社は倒産。彼が指摘していたように、ほかにも大きな問題が出てきてしまったのです。
1社は買収。やはり持ちこたえられなかったようです。

そして、最大手の1社も、いろいろと課題が露見しているようです。


さてさて、暴力、金銭トラブル、不透明な選手選考等々に揺れる「全柔連」のようです。

1.人材がいないのか

2.ほかにも問題があるのか

そして

3.「大人の対応」という出口はないのか


ニュースを見ていて、ふとそんなことを思い出しました。

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