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「狂気の戦場 ペリリュー島」というNHKの番組を見ましたか? [どう受け止めたらいいのか]

NHKのこの番組(14年8月13日午後10時~)を皆さんはご覧になりましたでしょうか。。。

「狂気の戦場 ペリリュー島」という番組です。

戦争の伝え方はいろいろとありますが、これほどまでに「酷い」「悲惨」そして「虚しい」戦闘の状況を伝える映像は初めて見ました。

私の言葉ではうまく伝えきれない非礼をお許しください。


舞台は南太平洋の防衛の要衝「ぺリリュー島」、日本軍の飛行場があったところのようです。

飛行場防衛のため、日本軍の最精鋭部隊が派遣され、また占領のためにアメリカの最強の海兵隊が派遣されたようです。

戦場が小さな島であったこともあり、当初は、アメリカ軍は「3日で攻略できる」と豪語していたようですが、戦闘終了までに74日もかかったとのことのようです。

アメリカ軍も死傷率が60%を超え、最悪の戦闘だったようです。

この戦闘を語る生存者たちは、
「憎しみが憎しみを呼ぶ狂気の戦場」
「何のために戦っているのか狂気が狂気を呼ぶ」
「目的さえわからなかった戦場」
「常軌を逸した殺し合い」
「人間ではなく相手を動物とくらいにしか考えないと戦えない」
「やらないと自分が殺される」
などと語っています。

具体的には
「切り取られたペニスを口に突っ込まれて木に縛られて無残に殺された米兵の姿」
・・・・日本兵により何度も銃剣で突き刺されて殺されたようです。
「戦闘意欲をなくした日本兵めがけた機銃掃射」
「戦場で錯乱した米兵を仲間がシャベルで撲殺した」
「降伏しようとした日本兵を、仲間が縛りつけて首を切り落とした」
「目の前で拳銃をこめかみに当て『天皇陛下万歳』と叫び自決した仲間」
などの話が続きます。

「持久戦による徹底抗戦」という日本軍:参謀本部の指示に対し、指揮官の中川隊長は「降伏」を打電して自決なさったそうです。

この戦闘の最終局面(1944年11月)では「火炎放射機」「ナパーム弾」が使われ、「焼夷弾」という兵器の開発につながったようです。

どの戦争も「戦争がどうして起きたか」はよくわかりませんが、この番組は「戦闘や殺戮の酷さを伝える」のにこれほどのものはないという番組でした。


ふとわが身を振り返った時、「何のためにこの仕事をやっているのか?」と素朴な疑問を持ったまま働いたことがあったかもしれません。

あらためて「リーダーの重み」と「裸の王様に出てくる子供の役割」の大切さを感じ入ってしまいました。

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