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「やる気と知恵」だけでは成功しない [無駄の効用かやっぱり無駄か]

地方創生がスタートしました。

ご担当の石破地方創生大臣は、13日に行われた金沢でのご講演で、
「北海道から九州・沖縄まで事情が違う。日本全体で同じことはやらない」と述べ、地域ごとに活性化策を打ちだす考えを示した。人口減少に歯止めをかけるため「地方の所得を上げ、雇用を安定させる」と強調した。
「うちの街を良くするために、と地方から(案を)言ってくれば人も出すし、お金も支援するが、やる気も知恵もないところはごめんなさいだ」と述べた。
(いずれも日本経済新聞(14.9.14))
ということのようです。

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しかしながら、この「やる気」と「知恵」というのはとても曲者です。

なんとなく目新しいと補助金が下りてしまうのが今までのなりわいです。
やはり、長期ビジョンが必要です。

「そんなことやってみなければわからないよ!」ということもありますが、今まで、地方に「補助金」が配られたものでも、やはり「やる気」と「知恵」はあったはずです。

その時作られた「もの」や「こと」はどうなっているのでしょうか。。。。。

ビジネスでも一緒です。
「やる気」も「知恵」もあったのです。
そして「目的」もあったのです。

にもかかわらず、いずれも長続きしていません。

「ニーズ(必要性)」はきちんと検討されたのでしょうか。。。。。
「やる気」は少数者の有力意見に代表されることがままあります。
「必要性」が教えてくれる「長期ビジョン」はあったのでしょうか。。。。

美しく見える政策ほどうまくいかない」というのは歴史が教えてくれます。

企業経営でも同じです。

今回の地方創生には、企業経営の目線での吟味も必要です

「やる気」と「知恵」だけだと、日本全国いたるところに「やる気」と「知恵」というお皿に税金が乗っかってしまいそうです

そして「地域性」を強調するあまり無駄にムダが重なることのないようにお願いしたいものです

当然のことながら、この「必要性」とか「長期ビジョン」は、定期的な検証が必要です。





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