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雨の日のゴルフの理論(日頃の努力の話)(再) [ご商売の無駄話(beni色のessay)]

これらは、お取引先企業などでの勉強会や経営陣とのお話で話したことです
すでに掲載済みですが、棚卸方々再アップさせていただきました


雨の日のゴルフって嫌ですよね。 強風でも吹いていたら最悪です。

でも、私のようにゴルフの下手なものにとっては、このような状況は、スコアが悪かった時の弁明の好材料にも変わるのです。
 「雨だったから」とか「風が強かったから」とかと言って、自分の成績の悪さを自慢してしまうのです。

でも、気がつくと、優勝した人は、いつもと同じようなスコアで上がっていらっしゃるのです。
ほんとうに不思議です。

よく考えると、私は練習なんか行かないし、畳の上でパターの練習もしていなかったのです。
準備体操すらいいかげんでした。ギリギリの時間にゴルフ場にやってきて、素振りもせずにナイスショットとロングドライブを狙うのでした。

とり立ててうまい(得意な)クラブもなく、闇雲に飛ばそうとするのです「まっすぐ飛んでいたら、、、」とか、「ちょっとオーバーしたな」とか距離だけに注目してしまうのです。

そういえば、倒産した企業の経営者が必ずおっしゃる言葉があります。
 「景気が悪くて、、、、」と言う言葉です。
もし、景気が悪いのが原因ならその業種のご商売の方は皆さん同時に倒産してしまうということなのでしょうか?

ゴルフで遠くに飛ばすのと同じように、売上の伸張だけに注力されていたような気もします。
それどころか、晴れの日と同じような打ち方をなさっていたかもしれません。

ゴルフは、ドライバー(ウッド)とアイアンとパターの組み合わせです。
その特性を理解しながら、そして、得手不得手を選びながらスコアメイクをしていくのです。

すべて「ホールインワン」なら問題ないのですが、やはり、クラブとか力の入れ具合とかボールの上げ具合とかスピンのかけ具合とか一打一打が工夫の連続です。
最近はボールも、距離を稼ぐものとかスピンがよくかかるものとかいろいろタイプがあるようです。

芸術家のように天性をお一人で独占されている方は別ですが、
企業経営は、ひょっとしたらゴルフに似ているのかもしれません。
景気がいいとか悪いとかというのは、天候のそれかも知れません。

クラブの選択は、社員・スタッフの組み合わせとか得意分野・不得意分野の選択に等しいかもしれません。
下手なクラブの腕を磨く人もいれば、得意なクラブの腕をさらに磨く人もいらっしゃいます。
中には、クラブを買い替えてしまわれる方もいらっしゃるようですが。。。。

あるいは、あのゴルフ場は苦手だといってそこにはいかれない人とかも。。。

ともあれ、ゴルフは一人でするもののようですが、
実はパートナーがいて、そして、キャディもいるのです。
こういう人たちは、芝目とか風向きとか距離とかいろんな条件のアドバイスをくれます。

ただし、条件を最終的に判断してプレーをするのは自分です。
 (そうそう、コンペにはライバルもいました)

ゴルフのプレーが終わり、お風呂に入って、その後のパーティでは、成績発表・表彰式があり、そして優勝者のスピーチがあります。
優勝者のスピーチで必ずあるのは、お天気とか体調とかのコンディションの説明と「パートナーがよかった」というお話です。
こつこつと努力されたこと練習されたことや工夫されたことは敢えておっしゃらない方が多いようです。

企業経営もよく似ているような気がいたします。
「景気が悪くて。。。。」というのは「お天気が悪くて。。。。」というのと似ています。
「いいパートナー」とは、同業者であったり、仕入先・販売先等々の金儲けの上での関係者です。
そのつもりはないのかも知れませんが駆け引きの相手です。

芝目を読んだり、キャディバッグを持ってくれるキャディさんの役目は、
そうです 税理士さんとか社会保険労務士さんとか、それから銀行員とかです。
みんなあなたのための(経営のための)応援団です。

優勝する人は、このパートナーとか応援団と上手に接していらっしゃるようです。
中には「お天気までも味方」につけていらっしゃるようです。

ストイックな経営者は素敵です。
得意なクラブがある人は羨ましいです。
得意分野に磨きをかけ、工夫をされる方は雨だろうが風だろうが、 きっと賞品にありつけるのでしょう。

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