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「北朝鮮ミサイル」報道のある見方 [へっぽこ評論家。。。。「なぜ?」]

今年はお正月から何かとニュースや話題の多い一年が始まりました。


そして、2月7日には北朝鮮のミサイル発射実験のニュースが飛び込んできました。

北朝鮮は7日午前9時半ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)から「人工衛星の打ち上げ」と称して長距離弾道ミサイルを南に向けて発射した。
(朝日新聞DIGITAL16.2.8)

そんな中で、2月7日のSNSでは、(投稿者略)
「北朝鮮の人工衛星と称する事実上の長距離弾道ミサイルが衛星軌道を回っている」っていうニュース、何度読んでも訳がわからなくて熱い。

昨日の「ミサイル」の先端部分がとても良好な太陽同期軌道に乗り、すでに国際衛星識別コード(2016-009A)も付与されていることを日本のマスコミは伝えない。相手の技術力を正しく共有して次を考える時期なのに、事実を隠蔽しむしろ打ち上げ失敗を印象操作するかのような報道ばかりなのは謎だ。

定義上はどう見たって「人工衛星」なのに否定しようとする人にも困ったけど、僕が北朝鮮のロケット技術の高さが脅威であることを力説しているのに、「北朝鮮マンセー」とか批判してくる奴がいたのには参った。文章読解力が根本的に欠落してるとしか思えなかった。

そう言えば4年前も〈「人工衛星」と称するミサイル〉とか〈「衛星」とみられる物体〉とかいう変な表現の氾濫にうんざりとなったんだった(笑)。

CNNを12時頃に見た時は、北朝鮮のロケットの打ち上げをミサイルと表現しているのは日本だけである事が語られていました。「事実上の弾道ミサイル」というおかしな表現はやめて、「国連安保理決議に違反するロケット開発」などの実態に即した報道をして欲しいです。

「ミサイル技術につながるロケット打ち上げは禁止」なのに「あれはミサイル」と変な言い方になぜか頑なにこだわった挙句、今度は衛星が軌道に乗ったことを隠そうとするというのは、北だけでなく日本の闇も深いぞ…ジャーナリストは今こそ報道の自由を発揮するときでは?

人工衛星とミサイルには厳然たる違いがある。防衛白書にも書いてある。口先だけ「ミサイル」と言い募り、「迎撃」と空騒ぎする一方で、より大事なことをメディアは忘れていないか。

どうも仮想敵国の技術力にケチをつけない奴は非国民とみなされるらしいんだよね(笑)。逆だろ! 北朝鮮が危険な国だからこそ、見くびったらダメだろ。軍事転用される可能性の高いロケット技術を警戒しなくちゃいけないんだろ。

等々、ものの見方の鋭さに驚いてしまいました。

そして「日本のマスコミ報道をどこまで信じていいのか?」という素朴な疑問もわいてきてしまいました。


昨日お会いした方に地方創生話を聞いたら、彼は「マスコミの変な取り上げ方によりこんなことになってしまった」と苦笑いなさっていました。



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