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「地方創生」策のある見方 [どう受け止めたらいいのか]

人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指します。
・・・・・官邸ホームページより「地方創生」

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/chihou_sousei/


鳴り物入りで始まった感がある「地方創生」策。
派手か地味かは別として、好事例が伝わってきません


私は地方を旅することが多いのですが、「地方創生」を掲げて「地域が活性化」しているところに出会ったことがないと言っても過言ではありません。

状況的には、

①その地域のお住いの住民のみなさんに共有感がない

②そもそも地域住民の生活の底上げというゴールが不明確

行政だけが派手な行動をしていて新鮮味がない

④「補助金が貰えるから」「補助金が出るから」的なスタンスが多く、補助金が出ないならやらないようなことが多い

「数値目標」も明確でなく、かつ数値を伴った「進捗レビュー」がない

権利義務の主体あるいは事業の担い手が不明確

という共通項が見られます。


さらに問題なのは、

行政あるいは首長のパフォーマンスが目立つ

●本来なら「自己資金でやりなさい」というような怪しい話に補助金がたくさん出ている

地域住民ではない「移住者」の顔をした胡散臭い事業が目につくところもある

「地方創生」「地域活性化」の名のもとに住民は反対しずらい

●NHKローカルを中心に情緒的な評価を行い過ぎる地方マスコミの姿がある

ということです。



明日から7月です。夏休みで日本各地に旅する機会がおありでしたら、美辞麗句に酔うだけではなく、こういう素朴な疑問で頭の体操をするのも楽しいかもしれません。


なぜ消費税を引き上げなければいけないのか?」「税金はどのように使われているのか?」「それで地域は活性化するのか?」「後始末は誰がするのか?」不安の種は尽きません。



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