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「大塚家具」に学べ [みんなうすうす気づいている]


マスコミでは「ヤマダ電機」が「大塚家具」を子会社化するというニュースを流していました。

大塚家具の場合は「大塚父子の不仲」問題とセットで面白おかしく語られてしまいますが、そもそも消費者(マーケット)にそんなに影響のある話なのでしょうか?

「断捨離」とか「終活」に高い家具はいらない

というのが私の本音です。

例えばベッド。
今はいろいろなマットレスが販売されています。
ベッドにお金をかけなくてもマットレスにお金をかけたほうがどちらかと言えばお得です。

「布団」もネットで買う時代です。
巨艦家具店でなければいけないという理由はありません。

ソファーやテーブルも高級モノを求める人もいるのかもしれませんが、「そこそこ」のものでも十分クオリティが高く、個々の感性に訴えてきます。

IKEAとかニトリとかネット通販の組み立てモノでも十分です。
平均的な消費者がどう使うかです。

平成になって古典的な「家具屋」さんや「布団屋」さんは撤退を余儀なくされました。
大塚家具とて同じです。


かつて私も「大塚家具」で買い物をしたことはありました。
理由はと言えば品揃えが豊富だったからです。

今は、無印やIKEAやニトリを愛用しています。
何よりも「作り付け」のものもあるのでそんなに「家具はいらない」のです。

こんな時いつも思い浮かべるのは、昭和60年頃に慶応大学商学部の井原哲夫教授(当時)がよくおっしゃっていた

「あなたいいもの着てるわね」という意味が変わってきた。
かつては「素材の良さ」を言っていたが、今は「着こなし」などの「センスの良さ」を言う。

と。。。。


家具の高いものは天井知らずのようなものもあります。
ただ、多くのお宅には天井があるはずです。

「引き出物でもらった5客セット」⇒「ヨーロッパテイストの1客」⇒「お気に入りの自分仕様」
とコーヒーカップがいろいろと変遷を遂げたように「家具」も選ばれる基準が明らかに変わってきました。

もっと言えば「家具」という言葉すら使われないような時代なのです。
派手な高級家具のマーケットは確かにありますが、そういうものは「〇〇家具」には売ってないのが普通です。

大塚家具に学べ
多くの消費者ビジネスのヒントがそこにあるような気がします。


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