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「最大のコロナ対策」は不安の払拭 [新型コロナ]


2020年は「コロナ」という言葉を抜きに語れない一年になってしまいました。

誰も「パンデミック」と呼ばないのが不思議な新型コロナです。
そして政策的に今一番必要なのは「不安の払拭」。

どんな不安があるかと言えば、

●国民(特に都民)

・コロナにかかりたくない
・コロナにかかったら入院して治療できるかどうか
・生活費は足りるか

●医療従事者

・もはやベッドはパンク寸前
・もはや医療スタッフもパンク寸前
・コロナにかかりたくない
・疲労で倒れたくない


・今、政府がとっている対策でこういった「国民の不安を払拭する(解消する)もの」がありますでしょうか?
特に、官房長官時代に「東京の問題」言い切った菅首相に「日本国の問題」という宗旨替えは起きているのでしょうか?

コロナ第一波の春先には、その成果は別として、
・学校の休校
・非常事態宣言
・特定給付金
・コロナマスク
等、「国として何かをする」行動が垣間見られましたが、今はもうそういう動きがみられません。
・医療施設が足りないのなら「国の施設(例えば研修所等)を提供する」と言う話も聞きません
・資金不足の医療機関を積極支援するという形も伝わってきません

得意顔で解説をするマスコミに「視聴者の不安を払拭するもの」があるでしょうか?
政府のコロナ対策が他人事になってしまったのは、マスコミが政府を批判することなく「小池都知事の批判」にすり替えてしまったことが大きいような気がします。

※SNSにも小池都知事批判がかなり見受けられますが、面白いのは、
東京都以外にお住まいの方の批判が多いこと
都知事選挙の時、別の候補者を応援したであろうという方々の総論的批判が多いこと
です。

東京に住んでいる私から見れば「小池都知事はよくやっている」と思います。
メッセージもよくわかります。
読みもせず、見もしない人たちの批判が多いのは残念です。

医療インフラの整備は急にはできません。
国立の東京医科歯科大学の付属病院ですら「重症者向けベッドは8床」と言うことなのですから。
しかも「さすがに東京都と言えども資金には限り」があります。

東京オリンピック」中止論と重ねて反対なさる方がいらっしゃいますが、
・国際公約的なものであること
・組織委員会、国等が複雑に絡んでいること
・すでに「オリンピック恩恵」をかなりの部分東京都は享受していること
・言い出しっぺになれば違約金の問題も大きいこと
などを併せ考えると、オリンピックは自然体で向き合うしかありません。


想定しないパンデミックです。
国のスタンスが不明確なことが一番不安要因です。

おそらく菅首相では取り組めない問題となってしまいました。
残念なのは「菅首相に代わる人材がいない」ことです。
国政と言う立場で考えるのなら「集団指導体制」で政策を打っていくしかなさそうです。

他方で、政治家、政党の言動に「国民の不安を払拭してくれるもの」がありますか?
政党色の強い方のSNSを見ると「ためにする総論的な批判」ばかりです。
今欲しいのは「具体的に不安を払拭すること」です。

新しい年には「不安が少しでも減っていますように!」


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