「失った信用」は連鎖する ~ ある自動車ディラーの場合 [仕事についてのエトセトラ]
私は長距離ドライブをするものですから、自分の車のメンティナンスにはそれなりに気を配っています。
・新車で購入
・同じディラーで購入
・6か月毎の定期点検と車検も同じディラーで行う
・部品、タイヤ、アクセサリーなどもディラー経由でなければ買わない(使わない)
というスタンスを徹底しています。
やはり「命を運ぶ」乗り物だからです。
先日も定期点検に行ってきました。
人事異動などがあったせいか整備の受付の方もいつもとは違う方でした。
悪い人ではなさそうです。
いつものように、工場に入る前に、オイル交換や部品交換の打ち合わせをしました。
その時には、
●オイル交換
●ワイパーのゴムの交換
ということでスタートしたはずでした。
このところ車に乗らないものですから、消耗部品も取り替え対象のものがありません。
途中で「あまり乗らないのならエンジンに潤滑油(?)のようなものを入れておいた方がいい」というアドバイスもありそれは了解しました。
1時間ほどして整備も終わり請求書を見たら、
・オイル交換は実施
・ワイパーゴムの取り替えはナシ
・オイルフィルターの交換実施
・抗菌消毒の実施
ということで予算を大幅超過です。
「頼んでもいないことが行われ、頼んでいたことが行われていない」という状況で金額だけが高くなっています。
「やってしまったことは仕方がない」「いつかはやること」と割り切って黙って支払いは済ませました。
そこで、後日「リア(後方)のドライブレコーダー」をつけることをお願いしました。
「いつかはつけなければ」と思っていたところにキャンペーンもやっていたものですから。
数日後、リアのドラレコも取り付けも終わりまし。
その翌日、録画内容を確認すると「2016年3月5日」という知らない日付の映像が映っています。
さすがに「うむ?」状態です。
そもそもすぐにSDカードの録画状態を確認する人は少ないようですし、常時「上書き」されていきますから古い映像は消えているはずなのに。。。です。
●SDカードが「中古」なのではないのか?
●そもそも取り付けたドラレコが「中古」だったのではないか?
という疑念がわいてしまいました。
さすがにディラーさんもいろいろと調べてくれました。
・映っている映像は当社の屋内駐車場である
・日付の初期設定をしないで稼働させてしまった
ということのようです。
※ドラレコは外注なのでこのディラーでは実情はわからないのです。
ただ、どこまで信じていいのかという問題は残ります。
さらには「ドラレコが中古ではないのか?」という疑念も残ります。
ただ、「このドラレコは最近発売されたものであり2016年当時は存在しなかった」こともわかりました。
「まぁ、仕方ない」ということです。
ただし、先日の定期点検の時の「抗菌消毒」が本当に行われたかどうかもよくわかりません。
「ニオイもしないし、特にカバーをかけていた様子もありません」
ドラレコの映像の不思議から「本当にちゃんと整備をやっているのか?」という不信も湧き上がってきます。
まぁ、大手ディラーなので信頼するしかないですが、整備の担当者さん曰く
・ここまで気づくお客さんはいない
・確かに「信じてもらえない」気持ちはわかる
と。
一度失った信用や信頼は次から次へと連鎖し「これも、あれも」状態になるという教訓です。
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