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「張本発言」と「女性ボクシング」と「言葉狩り」 [一人合点の「いい加減な話」]

東京オリンピックの開会式の一番最初に飛び込んできた人物のことを覚えていますか?
津端ありささんという都内のクリニックに勤務する看護師さんでオリンピックのボクシングを目指していた方だそうです。

ところで8月8日の「サンデープロジェクト」(TBS)のスポーツコーナーでの張本勲さんの発言が物議をかもしているようです。

内容的には
女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と言うもの。
当日私はこの番組を見ていましたので「粗いな」と言う気はしましたが「こんなに大騒ぎするほどの問題なのか?」と言う思いもあります。


TBS側は「『女性及びボクシング競技を蔑視した』と受け取られかねない部分があり、これについては本来であれば番組内で対応すべきでした」と謝罪しています。


この張本発言批判を考えると、
ハラスメントありきになってしまっている
女性が国際試合級の競技ボクシングをする際の危険性が語られていない
・ヘッドギアをつけているとはいえ安全なのか?
・後遺症は出ないのか?
と言う心配はついて回ります。
ボクササイズとは違う
オリンピック前の番組では張本さんは「入江選手」を「確実に金が取れる人」と高く評価していたこと
と言うポイントもあります。


問題を大きくしたのは

日本ボクシング連盟が批判しかしていないこと
・「安全性」などの説明をすべきでした
・すそ野を広げるチャンスでした

マスコミ出たがり鳥取県知事が参戦してしまったこと
・知事が乗っかてくるような問題ではない
彼は「種は撒くけど花が咲いたのを見たことがない」と地元では言われています

番組内で「その言葉は厳しいかな」と言う批判がなかったこと
番組内で「その言葉はまずいですよ」と一言誰かが言っていればずいぶん柔らかくなっていたはずです

があるでしょう。
今回の批判は「言葉狩り」にも似ています。
張本さんのフランクなコメントが話題になるところがこの番組の人気の秘訣でもありました。
その延長線上のコメントだったはずです。
自らの娘や孫が「競技ボクシングをやりたい」と言った時「頭や顔が壊れるのではないか」と考えるのが人情です。


日本ボクシング連盟の返し言葉一つで結果は大きく変わっていたはずなのに残念です。
こういった言葉狩りにも似た批判ばかりになると「慇懃無礼な解説・コメント」ばかりの番組になってしまうでしょう。

菅首相が「安全安心」と言った東京オリンピックですが、この競技は「安全なのか?」と言う視点の解説も欲しいものです。

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