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「起業」「ベンチャー」という言葉に油断するな [裏づけのない経営学]


倒産情報を眺めていたら「2年前に起業し地方銀行系のファンドの投資を受けていた企業が破産」という記事が気になりました。


この企業は、
●創業後約2年半
●本社(拠点)がどこにあるのかよくわからない
●ものづくり企業であるものの代表者は営業志向の方
●製品開発をしたのは別人
●製品はなくても困らないもの
●事業展開の風呂敷が大きすぎる(広げすぎる)
●代表者は
転職が多い
表舞台に立つのが好き(リーダーシップがありそうと思われやすい立ち位置が多い)
という特徴があるようです。


とかく「起業」とか「ベンチャー」という呼び方をすると「なんだか素晴らしい企業」という雰囲気を醸し出すことがあります

しかし所詮商売です。
・売れるのか?
・世の中に必要なのか?
・儲かるのか?
・黒字になるのはいつなのか?
・役割分担ができているのか?
・ものの流れと金の流れはどうか?
等々、金融チェックの常識に照らしながら応援していくことも必要です。


「起業」とか「ベンチャー」という呼び名が付き
マスコミなどがちやほやしたり
成功してもいない(ビジネスが軌道に乗っていないにも関わらず)ビジネスをネタに経営者が講演をしたり取材に応えたり

商売はそんなに簡単なものではないはずです。




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