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「奇をてらう商売」は長続きしない [裏づけのない経営学]


野球の好打者というのはどんなバッティングフォームをしていても「バットがボールに当たる瞬間の『当たる場所』『当たる力加減』などは同じではないかと思っています。

おそらくご商売でも同じことが言えるのではないでしょうか。
どういうやり方であっても、「売上」があって「原価」や「経費」を差し引いて、そこに「儲け」が出るという仕組みは同じではないでしょうか。


テレビ番組を見ていて「面白いな」と思うことの一つが「奇をてらったご商売」のこと。

テレビ番組は「すごいこと」のように面白おかしく紹介していますが、
「そのご商売は儲かっていますか?」という話がどこかに置いてけぼりになっています。

儲かっていなければ、いずれそのご商売は破綻します。
働いている人にもうすうすわかってきますから優秀な人からやめていきます。


テレビ番組は「刹那刹那」で面白おかしく取り上げるのが常ですからそれでもいいのでしょうが、「そこで働いている人」「そこに売掛金がある人」はたまったものではありません。

私の経験では「奇をてらう」=「胡散臭い」ということになります。
最近でこそ「SDGs」などと言って「持続可能性」が標ぼうされるようになりましたが、「持続する」(sustainability:持続可能性)ということは経営の基本です。
特に銀行は長い付き合い(貸出期間)でご融資をするのですから、経営が持続することにはとても関心があります。


マスコミが面白おかしく伝えるご商売はどのくらい持続するのでしょうか?
「基本を大きく踏み外したご商売」は長続きはしません
地方創生」などと言った「補助金投入ビジネス」が長続きしないのも経営の基本が疎かになっていることに他ありません。



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