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「昔は。。。だった」と言えない時代 [みんなうすうす気づいている]

「昔は。。。。だった」
と私のような世代はいいがちです。

私も物心ついてから半世紀が経ちました。
経済的にはいろいろと景気の波がありましたが、物質的な面では「向上」の歴史でした。

今の若い人たちに、

●「桃太郎」の昔ばなしは通じるのでしょうか?

「おじいさんは山へ柴かりに、おばあさんは川でお洗濯」
というくだりが理解できる人は少ないのでは。

「柴」ってなあに?
「川で洗濯するって」「川ないけど」
と言った不思議が返ってきそうです。

●「たき火」もそうです

いつの間にか「落ち葉を集めて庭で燃やす」なんて光景も見なくなりました

●「バスには車掌さんが乗っていた

運転手さんが不足する時代の今なら「車掌さんまで乗っていたの?」などと言われてしまいそうです。
バスがバックする時は車掌さんはバスから降りて「バックオーライ」と笛を吹きながら
バスが狭い道を走ったり、すれ違いの時も「オーライ、オーライ」と掛け声をかけていたものです

まして走行中は「切符を車中で切っていた(売っていた)」などと言うこともありました。


そんな時代です。
家の中、オフィス、街中・・・本当に便利になりました。
人手がかからなくなりました。

そんな中で「昔はこうだった」と理解できる人たちがどれほどいるのでしょう。

私の世代は「便利になったな」「すごい!」と一つづつに「感動」や「興奮」をしたものです。

しかし「便利が当たり前」の今の世代には「それがどうした」状態でしょう。

「屋台から店舗に変わっていった」ラーメン屋さんに代表されるように世の中は上向きに進化してきましたが、これからは「レンジでチン」でも「相応の味」を楽しめます。
中には優れものも数々生まれています。

「人手から機械に」と言う高度成長の時代を過ごしたからわかることもあります。
「人手不足」のこれからは「AI化、IT化」で今までとは違った時代がきっと来るのでしょう。


そういえば大工さんなどの職人さんのなり手が少ないそうです。
もう工場で切り刻んだ材料をはめ込むだけの時代になってしまっているようです。
これからの「贅沢」というのは「手作り」という言葉に置き換えられるのかもしれません。

「サービス残業・・・それ何?」という時代もやってきました。
豊かな世の中が形を変えながら進化していくのを期待するばかりです。



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