SSブログ

利益が出ていても「本業で儲かっていない企業」はバブル [裏づけのない経営学]


先週は日経平均が3万9098円(2月22日)と史上最高値を更新しました
・アメリカ株への追随
・円安
・日本企業の経営ぶりと業績の評価
・バブル
・中国投資からのシフト
・外国人投資家のおかげ
・日銀、年金資金による常時PKO
・庶民には関係ない
等々といろいろな評価があるようです

しかし、株とはそういうものです
かつての最高値(1989年12月29日の3万8915円)からの急落(いわゆるバブル崩壊)の時もそうでした

このバブルの過程で痛感したのは

①多くの企業(特に中小企業)は本業で儲かっていない
つまり、不動産、株式関連(特金、ファントラ等)での収益が中心でした
財務担当者から見れば「儲かれば同じお金」的にお考えの方が多かったようです

②バブル危機で調子が良かったように見えた従業員への分配もあぶく銭でした
つまり、
・会社の経費がふんだんに使えた
・給料が上がったのではなくボーナスが増えた
こともサラリーマンのご気分を良くしたようです

③株バブルの震源地の証券会社の多くは「目指せ野村證券」で「大きなディーリングルームや研究所」を作っていたものでした
これというのも「株式売買手数料」の恩恵でした

④不動産業者も同様です
「地上げ」→「再開発」から始まった不動産バブル 

いわゆる前回の「バブル崩壊」の時には
●証券会社
●不動産会社
●銀行
が世の中から消えていきました

さて今回の株高・・・今後どう動くのでしょう
一本調子で上がらないのが相場です
本業で儲かっていない(稼いでいない)人は浮かれてばかりではいけません


堅実経営」という言葉はこういうところに見え隠れします
本業で稼いでいる限りは相場の変動は大きな影響はありません
※本業が相場関連ならそこまでは知りません


「庶民には効果が届かない」とおっしゃる方に申し上げたいのは「それは当然です 本業ではないのですから」と


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント